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素直になれないにしおりをはさみました!
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素直になれない
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部屋に着き、お互いに座る。
さっきまで騒いでたのが嘘のように春斗が静かになってた。
流石に心配になった…
「どうした?」
聞いても黙ってる。
「春斗?」
「ふぅー」
と春斗が息を吐く。
「何んだ?」
「えーっと、改めて
竜! 誕生日おめでとう!!!」
春斗一人、全力で拍手をしてくれた。
「さっきも思ったけど、よく覚えてたな?」
「当たり前だろ!
だーい好きな竜の誕生日なんだからさ!」
春斗の好きは恋愛感情じゃないことをわかってる…けど、
好きな春斗に誕生日を祝われたことが嬉しかった///
「あ、ありがとう…///」
「りゅ、りゅうが…
普通にお、お礼を…!」
「あ、当たり前だ!
春斗に祝われたのは嬉しいし…///」
はっ!俺はなにを‼︎
ヤバイ、めっちゃ恥ずかしい!
何言ってんだよ、俺は!
「竜の気持ち、有り難く受け取っておくよ!」
「あ、あぁ...」
今のでも俺の好意に気づかれないのは、少し寂しさもある。
「で、今頃だけど何が欲しい?」
「……特に無い、」
ヤバッ、変な間空いた
「ほんとは欲しいもんあるんじゃない?」
「べ、べつに...」
こんな時だけ勘が鋭いのが困る…
「えー、なになにー?
教えてよりゅうー」
「い、言わない...」
「結局あるんだーw」
「っ!」
「俺は今日誕生日の竜に喜んで欲しいだけなんだよ?」
春斗に手を握られ、必死な気持ちが伝わってきた。
それに真っ直ぐに俺を見つめる視線がどこかむず痒く、恥ずかしい///
「だから...教えて?」
「そ、それは...」
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