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18歳以上ですか?
それから…にしおりをはさみました!
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それから…
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僕たちは、共通の趣味であるバスケについて話していた。
黒「火神君はアメリカでバスケしてたんですね!
すごいです!」
火「そうか?黒子、お前はどこでやってたんだ?」
黒「…帝光中でやってました。」
少しだけ顔が曇った。
火「帝光ってあの…俺と同世代にいる五人がいた…
そいつらとは、知り合いか?」
黒「はい。一緒にプレーしてましたね」
火「すげーな!でも、そんなひょろひょろでどこの
ポジションやってたんだよ?」
黒「幻のシックスマン。としてやってました。」
火「そうか…。お前…なんで死んだんだ?
バスケも好きだったんだろ?」
黒「バスケは好きでした。ただこれが僕の運命だっ
たからかもしれませんね…」
こうして黒子は生きている時の話を火神にした。
話し終えると話す前は明るく暑かったのに、夕暮れでとても涼しい時間帯になっていた。
黒「ーーーで、幽霊になりました。」
火「お前…」
火神は苦しそうな顔をしていた。
それはいつの間にか黒子は涙を静かに流しながら、それには気づかず、淡々と喋っていたからだった。
火「そうか…辛かったな。もう大丈夫だ…
だから、思いっきり泣いていいんだぜ?」
火神の優しさのこもった言葉に黒子は我慢できず、しゃくりあげながら泣いた。
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