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番外編 好きな人④にしおりをはさみました!
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番外編 好きな人④
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子供たちが皆施設から出掛けてしまった後
職員で部屋の掃除等を済ませる
子供たちが去った後のベッドの整頓から
部屋の掃除、以前中学生の子の部屋からはエロ本が見つかったことがあったっけ
そんな感じで片付けや掃除を済ませていく
そして大体終わった後時刻はもう昼だ
職員の人とお昼を食べそのあと梓がお茶とケーキを用意してくれた
それをありがたく頂く
「いただきます」
「どうぞ」
浬の食べているのはショートケーキ
最近ケーキなど食べていなかったから美味しい
八尋も帳もあまり甘いものは食べない
だから必然的に浬もあまり食べなかったが
甘いものは大好きだ
「浬君本当に美味しそうに食べるね」
「そりゃ美味しいですもん」
「よかったら僕のモンブラン味見してみる?」
「いいんですか?
ありがとうございます」
差し出されたモンブランを浬はフォークで一掬いし
口一杯に頬張る
弘人はふふっと笑いながら浬を見つめる
そして浬は自分のもどうぞと差し出すと
僕はお腹いっぱいだからと断られた
それを見ていた梓は二人とも仲がいいねと笑う
確かに弘人は優しく気兼ねなく話せるため
仲がよく見えるのだろう
実際弘人が浬をどう見ているのかは分からないが
多分彼は誰にでも優しいのだと思う
お茶をしたあとは再び仕事に戻る
そろそろ園児たちが戻ってくる時刻だ
彼らを迎えたあとまた忙しくなる
「今日はどうだった?」
「あのね皆で縄跳びしたの!!」
「そう、楽しかった?」
「うん!!」
皆人と変わらない
吸血鬼と人が共存していければいいな
浬は強くそう願った
「お疲れさま」
「お疲れさまです」
夜皆が寝静まる頃ようやく家に帰る
梓は浬と挨拶を交わしたあと帰る支度をする
それにしても彼女はよく弘人を見ている
今だって着替えている弘人を見ているのだ
「ねぇ梓さん」
「何?」
彼女に思いきって聞いてみた
耳にそっと手を当てぼそっと言ってみる
「梓さんって弘人さんが好きなの?」
「なっ!!」
そう言うと彼女は顔を真っ赤にした
はっぱりそうだ
彼女は弘人の事が好きなようだ
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