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光の生まれた日 03にしおりをはさみました!
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光の生まれた日 03
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顔を洗ってきた光さんは朝食と弁当の包みを見て、すっごく嬉しそうな顔をして、抱き付いてきた。
「嬉しい!ありがとう!」
可愛い…。
「喜んでくれて良かったよ」
しばらくそのままくっついた後、朝ご飯を食べた。
光さんがシャツを着てネクタイを結ぼうとしている腕をパッと掴んだ。
「ん?どうしたの?」
俺の突然の行動に、光さんは首を傾げる。
「今日は俺がネクタイ結んであげる」
「本当?ありがとう」
光さんの持っているネクタイを取って、首に掛けた。
今日のネクタイは俺がバレンタインにあげたもの。
使ってくれていて嬉しい。
「色葉くん上手いね」
「でしょー!」
綺麗に結んであるネクタイを見て、光さんは嬉しそう。
頑張った甲斐があった。
実は自分のネクタイは結べるけど、人のを結ぶのは苦手だった。
だからこの一週間練習して、ようやく結べるようになった。
「今日は色葉くんのおかげで仕事頑張れるよ」
「やったー!もっと頑張ろうと思えるおまじないもあるけど、どうする?」
まあ、キスなんだけど。
「してもらおうかな」
俺の言葉の意味を理解した光さんはそう言って目を閉じた。
そんな光さんの顔をまじまじと見つめる。
睫毛長いし、肌は綺麗だし、唇は俺好みに薄いし、本当顔整ってるよなあ。
そう思いながら、キスをした。
そうして光さんは俺の作った弁当を持って、元気に家を出て行った。
俺は時間がまだあったから片付けをして、自分の家に帰った。
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