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金髪に…にしおりをはさみました!
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金髪に…
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俺はトイレを済ませ、
洗面所で手を洗おうとしていた。
あぁー、なんか変な時間だったなー
俺は洗面所の蛇口をひねり、水を出した。
ガチャ
いきなりトイレの入り口の扉が開いた。
俺は手を洗い終わり扉から
入ってくる奴を見た。
すると、そこには不機嫌ってか、
怒ってる顔をした千早空我がいた。
え、なんで?
俺は驚いた顔をして、
とりあえず蛇口の水を止めた。
千早空我は俺に少し近づき俺の顔を見た。
こ、怖えー…
俺は千早空我の顔を見てそう思った。
「てめぇ、何帰ろうとしてんだよ」
っと千早空我は言った。
「え、だって俺いる意味なかったろ?てかなん
でここに?」
っと俺は少し焦った顔で言った。
「は?いる意味ねぇって勝手に決めてんじゃ
ねぇよ」
千早空我は、俺がなんでここに?っと言う、
質問には答えずイラついた顔で言った。
んま、良いか
「だって、お前女の子達と話してたし、俺皆の
テンションついていけねぇし、邪魔になる前に
帰ろうかと…」
俺は千早空我に言った。
すると、千早空我は洗面所に手を置いた。
「俺は話してねぇよアイツ等が勝手に話しかけ
てきただけだ、それに邪魔ってなんだよ」
っと千早空我は言った。
たしかに、女の子達が一方的に喋っていたけど
「だって、邪魔だろ、俺はお前達みたいじゃな
いし、俺つまんなさそうな顔してたし…普通に
邪魔にな」
「勝手に決めてんじゃねぇよ!俺がてめぇをつ
れてきたんだ、俺が帰れって言うまで帰んじゃ
ねぇ!」
っと俺が喋っているのに、途中から千早空我が
怒鳴りながら言ってきた。
えぇー、いきなり怒るなよ
俺はびっくりして固まった。
「…えっと、ごめん、でもなんでそんなに俺に
居てほしいんだ?」
俺は千早空我に気になった事を聞いた。
すると、千早空我は驚いた顔をした。
そして、考え込んだ。
わからなかったのに止めたのかよ…
「わかんねぇけど、俺の言うこと聞け、俺が付
き合えって言ったらお前はわかったって言っ
た。だからまだ俺に付き合え」
っと、子供が言い訳まじりの我が儘を、
言っているように、千早空我が言った。
なんだそれ…子供かよ…
俺はイラついた顔をしているのに、
そんな子供みたいな事を言う千早空我を見て、
笑ってしまった。
「あははは、まって、お前なんだそれww」
っと俺はお腹を抱えて笑いながら、
千早空我に言った。
「ちっ、んで笑ってんだよ」
千早空我は舌打ちし、呆れた顔で言った。
「ごめん、ごめん、お前以外と可愛いこと言う
んだな」
俺は、やっと笑い終わり
千早空我に笑顔で言った。
「はぁ?誰に向かって可愛いっていってんだ
よ、バカかお前」
千早空我は俺を見て、訳がわからないっと
言っている顔で言った。
「あぁー、お腹痛かった」
俺は少し笑い疲れした笑顔で言った。
「たく、戻るぞ」
っと千早空我は言った。
そして、トイレの入り口の扉に向かった。
俺は少し悩んで、閃いた顔をした。
「んじゃ、俺に居て欲しいんだったら俺に構え
よ?」
っと俺はいつも千早空我に俺様のように
言われているから、今日はやり返してやった。
今日は、俺が、王様だ!
俺は、笑顔で言った。
「あ?何様だてめぇ、俺に指図すんじゃ
ねぇ、構ってほしいなら素直に構ってって言え
よ」
っと、俺をバカにした顔で言った。
負けた、こいつは王様じゃなくて、魔王様だ
ってか、構ってほしいなんて思ってねぇよ!
「ちげぇよ!構ってほしいんじゃなくて、ノリ
で言っただけだし!」
俺は、少し顔を赤くして千早空我に言った。
「あっそ、ってか、さっさと戻るぞ」
っと言いトイレの入り口の扉を開けた。
勝手に戻るって決めてるし…
はぁ、んまどうせ暇だし後少しだけ付き合うか
俺はそう思い、トイレを千早空我と共に出て、
元居た部屋に戻った。
俺は目の前を歩く金髪頭の千早空我を見た。
なぜか少しだけその金髪に触れたいと思い、
恥ずかしくなって顔が熱くなった。
そして、俺は元居た部屋の中に入った。
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