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兄弟にしおりをはさみました!
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兄弟
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「明日の夜…」
「そう。いろいろ準備がいるからな。はやくて、明日の夜だ。」
いろいろ準備というのは、
きっと僕を連れ出すための準備だろう。
僕は基本的に、お父さんの許可なしでは外出は許されない。 ここ数年はほとんど家で過ごしてた。
何回か外出しようと思ったが、許可が出たことはなかった。
「お父さ、、、父上様から外出の許可とれるかな?」
「とれると思う。そもそも、俺はまだ、お父さんがそんな酷い人には見えない。」
「そうだね。父上様はいい人だもん。」
「…俺はお前にお父さんが、その」
蒼士くんが、言いにくそうに視線をキョロキョロ動かす。
「僕に虐待してたことも想像出来ない?」
「…あぁ。」
視線を落としたまま、そう答える。
きっと、蒼士くんから見たお父さんは素敵なお父さんなんだろう。
昔、僕に優しかったみたいに。
「なぁ、愛生。ここにいない間どこにいたんだ?」
「…秘密。」
バレたら虎徹さん達に迷惑がかかるかもしれない。
蒼士くんが何かすることはないと思うが、
屋敷の中だし、誰が聞いているかわからない。
「愛生が来てる、Snowtigerのジャージ。家にあったものじゃなくてどこかでもらったものだろ。Snowtigerって結構有名なブランドで、高級ブランドだぞ。それだけでも、お前がどこにいたかのヒントになる。」
ユキちゃんのブランド凄いとこだったんだ…。
何も考えてなかったな、僕。
「それに、お前が行った交番。きっと近くにあったとこに行ったんだろう?交番の近くで裕福な家庭なんて結構絞られるぞ。」
「…うん。ありがと、蒼士くんは優しい人だね。」
「はぁ?そんな分けないだろ。」
ちょっと怒った口調で、耳を赤くして蒼士くんは言った。
蒼士くんはお皿を持ち席を立った。
「…お前、食べ終わってないじゃないか。」
「お腹いっぱいで…」
「もったいないから俺が食べる。」
蒼士くんが僕の食べきれなかった分を食べてくれた。
それから、2人でお皿を洗い
それぞれの部屋に戻って行った。
明日の夜まではさよならだ。
* ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ *
すみません!
下書きで保存したはずが、投稿してました!
中途半端だし、題名テキトーすぎたので
あげ直しました。増やしてます!(題名はいつもテキトーだけど)
これからも、「僕を愛してくれますか」をよろしくお願いします!
そろそろ、虎徹達も出てくるはず…?
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