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6-3にしおりをはさみました!
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6-3
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「優とはどうだ？仲直りできたか？」
「…」
「はー。出来てないのか。優はなにをやってるんだ本当に。」
あっ。夕夜くんもこんな顔するんだ。なんか新鮮。
「行くよ。」
「ふえ？どこに？」
「どこって、学校。」
「あっああ、学校。」
そのあとは、夕夜くんを追いかけるように学校に向かった。
「…」
「…」
沈黙が辛いいいい！ どっどうしょう！なッなにか話さないと！
なにか！
おっお話．．．
話題が思い付かない！うううんんん．．．あ！
「夕夜きゅんは、しゅきな人いるの？」
また噛んでるし！落ち着け僕！
「ぷっ、また噛んでるし。そう言えば昨日も噛んでたよね。」
「ほえ？」
なんのこと？
「昨日の合コン、忘れた？」
「あっああ、合コン．．．」
僕は、またあの光景を思い出してしまった。また、泣きそうになる。
そんなとき、夕夜くんが僕の頭をなで始めた。
「ごめんな。嫌なもの思い出させちゃって。」
「ううん。大丈夫。」
そして、また沈黙が流れる。と思ったら、夕夜くんが口を開いた。
「いるよ。好きな人。入学する頃から、桜を見ているその人は、とてもきれいだった。今、思えば一目惚れだったんだ。」
「そっその人本当にきれいなんだろうなぁ。」
「うん。きれいだよ。でもね、その人好きな人いるんだ。」
「そっそうなんだ．．．」
「うん。ふりむいてくれるといいのに．．．」
「だッ大丈夫だよ！夕夜くん、かっこいいし優しいから、その人も好きになってくれるよ！」
彼は悲しいそうに笑った。
「ありがとう」
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