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side K-3
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「ふふ、俺と要だけで、ずーっと一緒にいられるよ。要の仕事はやめてさ。そしたらもう要が不安に思うことも、何もないでしょ?」
左手では拘束したままの新也の右手が、俺の髪を撫でる。
「朝、一緒に起きてー、」
目尻、
「朝ごはんは俺が作るよ。要はほっとくとコーヒーだけで済ますからなぁ」
鼻、
「俺が学校の日は、玄関まで見送ってね?行ってらっしゃいのちゅーは絶対だよ。まぁ、今でもしてるから問題ないね」
頬、
「学校ない日はお昼までいちゃいちゃしてゴロゴロしてよーね、あ、でも洗濯物は午前中にしなきゃね。俺がやるからその間要は掃除担当にする?なんか家事分担って夫婦みたいでいいね」
唇、
「ふふ、お昼になったらー、また俺が要の好きなもの作るね。俺が作ったものが要に食べられるっていいなあ。ある意味ディープキスより深いもんね。あ、言い忘れてたけどおはようのちゅーもおやすみのちゅーも、あとなんもなくてもいーっぱいしよーね。おれ要とキスすんのだぁいすきなんだ」
言いながらキスされて、だんだん下がってきていた新也の手は、知らないうちに俺の首に伸びる。
「あー、いいなあそんな生活。これから毎日そんなふうに暮らせるんだね。夜になったらまた一緒にごはん食べて、いちゃいちゃして、えっちして、ぎゅーってしながら寝ようね。夢みたい。だからね、要。要はここにいて。ずっと。それでも不安だったら言って?そしたら、おれが、」
ぐっ、と新也の手に力が入った。
「待っ、新也っ!」
「こうやって、おれの手で、」
息が、苦しい、
「要を殺して、おれも死ぬんだ。そしたら、死後の世界なら、もう要は不安じゃないでしょ?だっておれ以外いないもんね」
「っ、ぁ、…がっ、」
あ、やばい、死ぬ……と本気で思ったところで、首にかけられていた手が離れた。
「っ、ゴホッ、ガッ、はっ、はっ…はっ、」
「要、ごめんね、苦しかったね。まだ殺さないよ、安心して?おれ要とまだ満足するまで愛し合ってないもん」
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