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スタッフルームで2人で
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「あっ、、」
「あっ……」
ノックもせず、スタッフルームを開けると上半身裸の上村が、着替え中だった。
「お疲れ様です。。」
雄大はすぐに目をそらし、いそいそと自分のロッカーに向かった。
「……今日からですか?」
「あ…あぁ!ごめん、2日も休んで。」
「もう大丈夫なんですか?」
「あっ、うん!検査したら何処も悪くなかった!足もただの捻挫みたい。」
「ふーん。」
ちらりと横を見る。
見事に割れた腹筋と重みのありそうな上腕二頭筋、シャープな顔立ちはいつもと変わらない顔だった。
「あの…」
「ん?」
「あっ、いやなんでもない!」
雄大はうつむいて、自分の着ていた襟付きシャツのボタンに手をかけた。
(あの日の会話は僕が”寝てる”って設定で話してなもんな…)
「あっ、見ました?新人。」
「牟田さん?」
「デカイっすよね。」
ドスドス歩いて、狭い棚の並ぶ所は「通れない!」と叫ぶ牟田を思い出した。
「椿さんの5…10倍はありますよ。」
「そんなないでしょう?」
「だって、なかなか出勤できなかったの、食べ過ぎで入院してたらしいですよ。」
「食べ過ぎ?」
「チーズバーガーの食べ過ぎで。」
「チーズバーガー?」
「なんか彼女、チーズバーガー大好きで、前の店舗離れる時にみんながチーズバーガーのクーポンとか商品カードあげたら、1日で食べ尽くしたって。」
「…1日で?」
「本人がやってみたかったそうです。んで次の日、救急車。」
上村が救急病院の方を指差した。
「何個食べたら倒れるんだ?」
「聞いた話によると50個は食べたらしいです。」
雄大は丸々した牟田の顔を思い出した。そして胸焼けを感じた。
「…スゲえな。。」
「スゴイっす。今でも好物はチーズバーガーですって。」
「マジか!僕初日だからよくわからないけど、みんなと仲良くできそう?」
「まぁ、俺も昨日ちらっと話したくらいですから…でも野上さんは”ブタさん”とか呼んでましたよ。」
雄大はむすっと口を曲げた。
「野上さんは失礼だ。確かに大きいかもしれないけど、親しい間柄でもないのに、外見的な悪口言うなんて…正社員としても人間としても最低だ。」
雄大は憤慨しながらシャツを脱いだ。
「……?」
しばらくシーンとしたので、しまったと口をつぐんだ。
(言いすぎた…2人仲良いから、怒ったかな?)
おずおずと顔を上げるとするとシャツを着た、柔らかな目元の上村が雄大を見下ろしていた。
「?なに??」
逆にシャツを脱いでいたランニングシャツ1枚の雄大は一歩退いた。
「いや…椿さんらしな。。」
「僕…らしい。」
「可愛い顔して、結構、男らしい。」
雄大はちょっと嬉しくなった。
(女の子っぽいって言われること多いから、男らしいって嬉しいな。でも……)
雄大はいつも冷めた目をしている上村のちょっとはにかんだような笑みを見つめた。
(こうやって、上村君と普通に話すことってなかったな。。)
急に上村への警戒心が溶けたように思えた。
「….ですね。」
ボソボソっと独り言のように上村が口を開いたので、雄大は「ん?」と言って近付いた。
「色…白いですね。」
(あっ、僕の肌ね。)
「触って…いいですか?」
「えっ?」
よく聞こえなかったが、上村は手を伸ばして雄大の腕に触れた。
「お、おい…」
上村は滑らかな手で、手早く雄大のランニングシャツに手を入れ、腕から背中の肩甲骨を指で撫でた。
肩甲骨から背中、腹部へと手が伸びた時、雄大はこそばゆくなって、身を震わせた。
「も、もういいだろう。」
「足、もういいの?」
上村は雄大の声を無視して、左の太ももに指を絡めた。
「う、うん。もうやめろって。。」
上村の手を退けようとした下を見た時、不意に上村のズボンの膨らみが目に入った。
「……!?」
雄大は上村の下半身から目を逸らした。
「あっ、見ちゃいました?」
「どこ、大きくしてんだよ!」
「今から店出るのにヤバイっすよね。でも、椿さんのせいですよ。」
上村は雄大の背中に手を這わせながら、耳元に口を寄せてきた。
「そんなエロい顔してるから。責任とって下さいよ。」
「!!?せ、責任?」
上村は雄大の手を取り、自分の股間に導いた。
「舐めてもらいます?」
「!?」
雄大は手を引こうとしが、強い力が離さなかった。
「な、な、なんで…」
「このまま店には行けないです。」
触ると上村の股間の膨らみが見る見る大きくなるのがわかった。
「で、で、でも…」
パニックのあまり泣きそうになると、上村は空いた手で雄大の髪を撫でた。
「じゃあ触るだけで。」
ズボン越しからでもわかる、上村のペニスの大きさ。
苦しそうにズボンをパンパンにしている。
確かにこのままじゃあ店に出れない。
上村はこの状況を口元に笑みを浮かべているようにも見える。
「お前、楽しんでないか?」
「いえ、かなり焦ってますよ。もう表でないといけないし。」
「……」
「トイレは共同だし、ここなら今の所、2人っきりですから。」
ふっーと耳に熱い息がかかる。
雄大は上村を見ないように震える声を出した。
「すぐ…終わらせろよ…」
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