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佐藤 竜太 10
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「なんですか?その顔は
おねだりの仕方も知らないんですか?」
つまりはおねだりをするなら具体的に言わないと、いつまでたっても求めているものは得られないということ。それを言葉にせず挑発してきた朝比奈に佐藤は顔を真っ赤にして唇を震わせた。
「口に…して…
いつもみたいに…」
「いつも?いつもどんな風にしてましたっけ?」
佐藤のぎりぎりのおねだりを一蹴されて耳まで赤く染め上げた。
「くち…に…キスして……」
「はい キスして?」
そう聞き返しながら触れるだけのキスを佐藤の唇に落とし、鼻先が触れるか触れないかのところで次の言葉を待つ。
「ッもっと…長くて……深いの…」
羞恥に顔を真っ赤に染めながらも、欲するままに望みを口にする佐藤に朝比奈の方が抑えが利かなくなりそうになる。
それを知らない佐藤は恥ずかしさの逃がしどころがわからなくて、縋るように朝比奈のシャツを握りしめた。
それはまるで、朝比奈を逃がすまいとするかのように……
何度も何度も求められるままに口づけを重ねる。荒くも甘い吐息と互いを食い入るように見つめあう熱い視線が甘い甘い二人だけの空間を作り出す。
それだけで蕩けていった佐藤はそのまま快楽の海に落ちるようにソファーに倒れこんだ。
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