アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
file1 ♂薬 ②
-
「ただいマッスル!!」
ガラガラと 大きな音を立て 玄関を開き
十四松が 帰って 来た。
「おかえり~ 十四松兄さん」
いつものように トド松が お出迎えしてくれる。
「ただいま トド松」
頭を グリグリ 撫でていると
トド松の 顔が 真っ赤に なった。
「あれ?トド松 熱でもあるの?」
ひょいと 顔を近づけ おでこ同士を くっつけた。
「ひゃう!!」
トド松の声に 驚いたが、
そのまま 熱がないか 計る。
「熱は ないみたいだね」
トド松の 頭を ポンポンと 撫でてから
二階へと 上がって行った。
「なんなの?アレ…僕 変な気分」
残された トド松は その場で 立ちすくんでいた。
二階の六つ子達の 部屋に 入ると
ソファーに 座る 一松 めがけて ダイブ する。
「ただいま~!! 一松兄さん!!」
「わぁ、びっくりした。おかえりー」
「あのね、今日は デカパン博士の所で
掃除の 手伝いを してきたよ!それから…」
「あ…あの…ちょっと 待って」
話の途中で 遮られた。
一松を 見ると 真っ赤な 顔で モジモジ していた。
「あ…ごめんなさい、兄さん。
なんか 調子 悪い?」
そう言って 一松から 離れた。
その日の 晩御飯の時も 風呂の時も
一松とトド松は、熱い視線で
十四松を 見つめていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 21