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涙目になった上城が、鼻を啜りながら懇願する。
「・・・ッ、やめ、・・・やめて、ください・・・もう、やめてくださいっ」
だが、男は上城の懇願に耳を貸すことなく根元まで挿入した指を蛇のようにくねらせ、狭い肉壁を解していく。
一本だった指が増え、二本になった太い指が上城の腸内をさらに圧迫する。
関節の節々が太く硬い指。それが自分の身体の内側でうねり、すべり、根元までズッポリ収まって人差し指と中指が、肉壁を拡げるためにそれぞれ左右に開く。
男の胸に身体を預けながら電車に揺られ、挿入された指を抜き差しされ、誰にも触れられた事のなかった場所に触れられ、拓かれ、暴かれ、恥辱される。
「ひぐっ、う、ぅ・・・ッ、っぅ、あっ」
下唇を噛み締め、全身に脂汗を浮かべながら耐え続ける上城だったが、その身体の中心にあるペニスは、未だに勃起したままだった。
「・・・恥ずかしいことされて、嬉しいんだ・・・いいね、きみ」
じゅるり、と、卑猥な音を立てて耳殻をしゃぶられる。脳髄に響く濡れた音に背筋が震えてしまうと、その震えが、咥え込んだ男の指にまで伝わった。
キュウッと切なそうに締まる腸内が、挿入された男の指の長さや、間接の感触までもを嫌でも意識させてしまう。
「ひ、やだ・・・い、や・・・も、ぅ・・・ぬいっ、て・・・」
「うん?抜いて欲しいのかい?・・・分かったよ」
上城の懇願が、ようやく男に届いた瞬間だった。
男は拍子抜けするほどアッサリと上城の言う事を聞き入れて、根元まで挿入していた指を一気にズルリと引き抜く。
あまりにも突然抜き出されたせいで、腸壁が一気に擦られ、異物感の無くなった腸内が戦慄く。
「あっ!・・・はぁっ・・・ッ、」
そのまま腰が抜けて倒れかけた上城の身体を、男の手が支える。
身体がフラついたせいもあり、上城の背後から男が抱き留める形になったが、上城はその腕を拒絶する余裕は無かった。
「ホラ、言われたとおりにちゃんと抜いてあげたんだから、ね?ちゃんと、立ってよ」
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