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はじめての仕事。3
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「嘘ついてもすぐ分かるから、付かなくていいよ」
ガシャコンっとまた大量の洗い物を、流し場へと運んで来た。
ドンっと台に手をついて、俺と目線を合わせてくる翔さん。
屈み込むような感じで、身体を近づける。
そして真っ正面に俺の目を捉えた。
「言いたいことあるなら、ちゃんとハッキリ言って。僕、遠回しに物事言われんの嫌いだから」
「…………」
思わず口ごもってしまう。
自分のワガママのような気もする。
言ってもいいのだろうか。
「思ってることがあるんだろ?言えよ」
ぐいっと、身体を近づけてくる。
息がかかりそうな距離。
「うっ」
後ろに下がりたいけど、今の俺の両手は洗剤がついていて洗い桶の中に入ってるから動くことも出来ない。
「文句でもなんでも聞いてあげるよ。これから長いことお互いやってくんだから我慢ばっかしてたら君が壊れちゃうよー♪」
挑発気見に、口元を歪める。
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