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俺は、その言葉に力強く頷いた。
そのとき、俺はきいろへの恋心を自覚した。
「きいろからもらったネックレス大事にする。一生」
「なんだよ、プロポーズみたいだ」
きいろはくすくす笑って、言った。
「今から外にでない?みどりにみせたいものがある」
親にばれないように、静かに玄関を開けた。きいろは、俺のサンダルをひっかけてサイズが合わないのかぱたぱたと歩いていた。
きいろが連れてきてくれたのは川辺だった。
「ここからみる星空が1番綺麗だ」
空には一面に星が散らばっていた。
きいろは、そっと俺の手を握った。
星空よりもきいろが綺麗で美しくて。
きいろの冷たくて小さな手を一生離したくない。俺の想いが報われるように星に願った。
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