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晴山さんの手は腰やお腹周りを這って、どんどん上へと位置を変える。
「腰やお腹ね……。じゃあ、ここは?」
「あはっ、ふぇ?」
不意に手が上に────
キュッ
「ひぁあっ、ちょ、なんでそんなとこっ、」
晴山さんは胸の突起へと手を伸ばし、人差し指と親指で軽く摘んだ。
「やっ、やめ────」
微弱な刺激が乳首からジワジワと広がる。
あっ───?なんで……!?
僕のソレは段々熱を帯び、欲望で立ち上がってきた。
「裕太、乳首も感度いいの?実はもう触られてたり?」
「っっ────!?」
「あれ、ここんと、傷────?」
晴山さんの何気ない言葉で、僕の頭は一瞬で真っ白になった。
晴山さんは別に、知ってて言った訳じゃないし!!
気にすんな!!気にすんな!!気にすんな!!!!!!!
思い出したくない事が、一気にフラッシュバックする。
あの、過去は────晴山さんには────絶対に────
今僕にとって大切なのは晴山さんだから……だから───
左胸の……心臓の上あたり……よく触らないと分からない程の……小さな切れ傷────
ここでフリーズした事が……晴山さんが引きずる事になるとは思わなかった……
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