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72 アブ編
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-アブ視点-
それから僕は父さんと母さんと話さなくなった
『友人』という名の『他人』と喋る時も心の底から話さず、笑わないようにした
その後他人達の心の声が話してる言葉と同じになって言った
あ、心の声って知ったのはあの悲劇から数日後の事
ニュースで能力者の事をやってて、それで確信したんだ
話を戻すけど、僕は嬉しかった
嘘をついてない、本当に思ってる事を言ってるってね
そんな生活は家で同じ
自分の部屋に閉じこもって勉強、ちょこちょこ父さんと母さんが部屋を見にくる
最近は僕の頑張りを分かってくれたのか、褒めてくれるようになった
褒めるって言っても『頑張ってるな』の1言だけどね
でもその1言が嬉しかった
だって本当に思っている言葉だもん
嬉しい以外何者でもない
自分を出さないようになってから先生からも、他人からも、父さん母さんからも褒められることが多くなった
それは俺にとっては嬉しかった事だった
そんな生活をしていた中学3年の時の出来事
友「よーアビブー」
ア「もー、その呼び方やめろよー!(笑)」
今日も仮面を作って話す『他人』
・・・でもコイツは他人の中でも良い方かも
友「・・・なぁ、アブ」
ア「ん?なに?」
友「お前、作ってないか?」
ア「えっ?」
僕は焦った
バレてしまった
隠さないと
どうにかして
隠さないと……
ア「何言ってるの?(笑)作ってないよー(笑)」
パシパシと他人の肩を叩く俺
でも他人はずっと真剣な目で俺の方見ていた
何故かその目を見た瞬間俺の叩いていた手が止まった
笑っていた俺の顔も真顔になる
空気が気まづくなる
友「・・・まぁ、作ってないなら良いけど。じゃ、俺帰る」
そう言い他人は教室から出ていった
教室の中は俺1人になった
電気は消されていて
冬なのに永遠と動き続ける扇風機
冷たい風が入ってくる全開の窓
僕はまた1人になってしまった
――――――――――
はい!どうも!みやかです!!!
えー、アブさん編がどんどんと長くなっていく(笑)
最初はこんなに長くするつもりなかったのに(笑)
まぁ、良いでしょう!(笑)
アブさん編終わったら牛沢編早く書かないと……
では!次回!!!
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