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噛み合わない気持ち 友side
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今日は休みなのでバー『革命』にきてる。
ここは酒は勿論、飯もうまい。
ゲイバーだし、気楽でいいわ。
モグモグ食べてたら、
「よぉ!友じゃねえか!」
「諒太。久しぶり。」
コイツはここの店員だ。
話やすい奴だ。
「今日は那智と一緒じゃないのか?」
「あぁ。約束してない。」
「じゃあデートかな〜。」
デート。
そうか、先輩と。
いいなぁ、うまくいって。
・・いやいや!
なに羨ましいがってんの!
「なに、どうしたの友。」
「いや、なんつーか、どうしたらいいのか分からないんだ。」
「は?何が?」
「なんか、好き?好きっぽい奴がいんだけど、
相手は俺のことどう思ってるかは、分からなくて、
まぁ、それはいんだけど、なんかさぁ、どうやって
始まんの?その、お付き合い的なことって。」
「え?お前アラサーだよな?」
「そうだけど・・。いや、俺さ、その、身体から
入る以外に方法知らないんだわ。
ちゃんとしたいと思った人も居なかったしな。」
「ん〜。好きって言えばいいんじゃねーの?」
「好き、かぁ。なんか重たくない?」
「好きが重たいって、どんな恋愛してきたんだよ!
てかお前さ、ソイツに好きって言われたらどうなの?」
好き・・・って、大和に?
『白鷺さん、好きです。』
「勃起する。
ソッコーで押し倒す。
すぐ挿れる。」
「アホか!・・いやでも、ときめいてるってことじゃ
ねーの?」
ときめいてる?
トキメイテル?
ナニソレナニソレ。
「実際そんな簡単に襲ったりできねーよ。
大切にしたいっていうかさ。
はぁ、頭ショートしそうだわ。呑も。」
とりあえず酒をあおる。
「ふーん。」
ニヤニヤと諒太がこっちを見てくる。
「ボルゾイみたいに気位の高いお前が、柴犬級の
忠犬っぷりだな。」
「バカ。・・豆柴だよ。」
そうして大和のことをどうすればいいのか、
たくさん諒太に相談した。
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