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来客。
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「終わりました。すみません、遅くなってしまって。」
「いえ!大丈夫です!」
むしろ、早過ぎくらいだと思う。
「お邪魔しました。」
「あっあの!」
そう言って帰ろうとした波多野さんを思わず呼び止める。
何を言おうとしていたのか思い出せず、どうしたものかと考える。
波多野さんは首を傾げて、理玖の言葉を待つ。
考えに考えた後、こう言った。
「時間があったら…お茶、してきません?」
「いいんですか?」
「是非!」
「では、お言葉に甘えて。」
波多野さんはまた、優しい顔で笑いながら、一度履いた靴を脱ぐ。
今日、作ったクッキーを食べてもらおうかな、と理玖はるんるんで部屋に入った。
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