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「おじゃまします」
「おう、入れ入れ」
そう言われて初めて渡辺先輩の家というか部屋に上がる、高校へは県外から来ていて1人暮らしをしていたみたい
アパートに靴を脱いで入ったオレは片付けられていない服が散らかった部屋の何処に座ろうか悩んだが
「そのへん適当に座れよ、服はどかしてもいいから」
「あ、はい」
そう言われて取り合えず荷物を置くとTシャツを手にとって畳んで隣に置く、何度か畳むと座れる程度のスペースを確保できた
「ほい、スポドリしかないけど」
「いえ、ありがとうございます」
差し出されたコップを受け取って少し飲む。先輩はベッドに座った
「それでオレに相談ってなに?野球の事か?」
「えっとその・・・野球じゃなくて・・・えっと」
「どうしたんだ?遠慮なんかせずに言えよ」
遠慮しているつもりはないけど相談する内容がアレだから躊躇ってしまうのだ。だけどこのままじゃ来た意味がないとやけくそ気味に言うことにした
「あの!渡辺先輩は黒井先輩とその・・・最初の時はどんな・・感じでしたか?」
「ッブ・・・いきなりなんだ・・・ああ、そう言えば幸士はあの剣道の転校生と付き合っているんだっけ?」
「・・はい//」
「なるほど、相談とはそういうことか・・・・ってことはまだしてないんだ、セックス?」
オレと隼人と付き合っているのは2学期になってクラスの皆には知った、それからたった1日で学年中に広がったのだ。どうしてここまで大きくなったのかと言うと単純に隼人を狙っていた奴が多かったと言うことだ
爽汰の言われた通り早めに告白していなかったら取られていた可能性があった
「それにしても幸士ってエロい話って苦手だったっけ?オレが覚えている限り普通にエロい話に混ざっていたと思うけど?」
「まあ・・はい・・前はそうでしたけど、今はなんというか・・」
「好きな奴に関する話になると恥ずかしくなるんだ?」
「っ//」
簡単に言い当てられてそんなに分かりやすいのかな?って考えてしまうけど渡辺先輩も同じだと言った
「オレも本当は一樹の前でエロい話をするのは結構恥ずかしかったな~、まあそれは今でも変わらないけど」
そう言って頬を掻いている渡辺先輩は顔が少し赤かった、やっぱり先輩だからといって簡単にそういう相談をしようとするのはいけなかったかなと今になって思う
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