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「…何。」
《今の状況!教えてちょうだい!》
…詳しく聞かなくても分かる、絶対王道についてだ。
今の状況って言われてもなぁ…
「…マリモフラグが立った。
マリモがツンデレ…オエッ…」
《ちょっそこんとこ詳しくぅ!!!》
キモイ。
マリモの精神的なダメージと自分の姉の鼻息の粗さへの絶望で死にそう…
「いつの間にか、俺にフラグが降りかかってた。
マリモはツンデレだった。生徒会の半分と友人。」
《はぁはぁ…!
悠舞、その調子で総う》
「却下。じゃあな、悠愛。」
理想を押し付けてくる悠美の言葉を遮り、妹にだけ挨拶をして無理やり切った。
朝っぱらからくそうぜぇ…
「あ”-…今寝たら遅刻しちまう…」
仕方なく、変装やらなんやらの支度を済ませ、朝飯を食いに食堂へ向かった。
早朝の食堂は人気が少なく、落ち着いて食事ができそうだった。
明日から、この時間に来るか…
朝食を食べ終わって食堂を出るころには大分人が集まっていた。
とりあえず、人の波に飲み込まれる前に部屋に戻ろう。
マリモがいない限り、俺は単体行動。
…なにもなくて退屈だ。
そろそろ友達がほしい…
転校してボッチになりましたとか…暁紀にバカにされるな。
登校して席に着くと、花が飾られている。
またもや古風ないじめか…。
一応机の中を確認すると、おいていた教科書などは切り刻まれていた。
…仕事が速いな、此処の生徒。
少し尊敬しそうだ。
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