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Sunshine 1
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「・・立花、お前もちょっとは体動かせば?」
「冷たッ!」
日陰のベンチで伸びていた立花は
凍ったペットボトルを突然額に当てられ、ビクッと目を見開いた。
「何っ・・、恩ちゃん?」
「見てるのも退屈だろ?」
「いや、この炎天下でテニスする気になれねー・・」
隣に座った恩田はペットボトルを開け、水をゴクリと飲んだ。
「それに、オレ片手バックだし」
「・・左腕、もう痛みないだろ?」
恩田は、立花の左腕を取ると、ゆっくり曲げ伸ばしをしながら具合を確認する。
「腕はダイジョーブだけど・・」
「それにしても、立花が合宿に参加するとは思わなかったなぁ。去年は参加しなかったよな」
オレだって来たくなかったよ、
飯野先輩に来させられたんだよ!
「お前、どうせ家でゴロゴロしてんだろ。適度な運動なら問題ないから。ま、無理は禁物だけどな」
恩田は寝そべっている立花の薄茶色の髪をグシャッと撫でた。
「ンー・・、
恩ちゃん喉かわいた。水ー」
立花は、寝そべったままの姿勢で恩田を見上げた。
「飲むか?飲ませてやろうか?」
「..,イヤ、ソレ、本気で言ってんの?」
部活の合宿中、
コートでは他の部員が練習してる状況なワケで...
「コートと少し距離あるし、フェンスもあるし、誰も気づかねぇって」
気づかれたっていいけどな、と呟き、恩田は水を口に含むと、立花の顔を固定し、顔を近づけてきた。
「お、恩ちゃん!?ちょ、待っ、本気?
.....っ、んーーーっ!」
冷たい水が口移しで注ぎ込まれ、立花は思わずゴクッと飲み込んだ。
恩田は唇を離すと、至近距離のまま立花を見下ろし、口角を上げ笑みを浮かべた。
「...,うまいだろ?」
「〜〜〜!
..,な、頭オカシイんじゃね・・!」
この状況分かってんのか、こいつ!!
お前、教師だろ!!
衝撃で目を見開いている立花の視界を、恩田は手のひらでふさぎ、呟いた。
「....あんなケガして、
もう....、
お前のこと、野放しにはしておけねぇよ...」
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