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「僕なー別種のこともほとんど知らんから…でも他の勉強と違って先生の質問にも答えられるし!先生が僕に純種に生まれたいかって質問してその時もちゃんと答えられたし…でなでな会長ー一個聞いていい?」
道徳の授業でわからないことがあったのかと思いクレインは『いいよ』と返事をする
三巴学園生徒会長のクレインはその立場に選ばれるだけあって優秀だ、だから答えられない問題はないという自信はあった
「いいん?あんなーイリアはインキュバスっていうのと混種で友成は人狼との混種やろ?会長は?クラスの人が言ってたけど人間じゃないんやんな?」
あー…とクレインは間延びした返事をする、いいよと返事をした手前答えないわけにもいかないし、別に答えられない質問でもない……
「…俺はね、怖がられるのを防ぐために大きく公表しないけど…ヴァンパイアの純種だよ」
といっても聞かれたら答えるし先輩や同級生にも周知されてることだ、みんな聞きにくいことなのかそれなりに親しくなってから聞いてくれるので怖がられたことはまだないけれど一琉はどうだろうと様子を見てみれば両手を組んで目をキラキラとさせている
「わー吸血鬼!僕でもしってる!血すうやつ!」
「あ、うん、吸うけど…」
一琉は自分の知識にある純種にあえて嬉しいのかクレインの真横に移動してくるとまじまじとその顔を見てくる、クレインは流石に恥ずかしくて少し後退して目を背けるけど一琉はすぐにその距離を縮めてくる
「なー会長ー牙見せて?」
「え!?見せないよ!?…それに血をもらう時以外は隠してるし」
断ったけれど一琉は素直に引いてはくれずぐいぐいと密着してくるのでクレインはソファの端まで追い詰められて体を倒す。
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