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そんなある日の放課後
忘れ物を取りに教室に戻ると、女子3人が話をしていた。
朝香をいじめてる奴らだとわかり、俺は廊下で盗み聞きをした。
「つ〜かさ、青桐のやつ学校来なくなっちゃったけど、どーする?」
「マジやっとかよって感じじゃね?な〜んかモテるからってお高くとまっちゃってさあ?自業自得っしょ!」
「つーかこれ、この前水ぶっかけた時の動画!マジウケんだけど!」
「うっわヤバすぎ!マジブスじゃん!」
女子達の会話は廊下まで聞こえた。
俺はいてもたっても居られず、教室に入った。
「え。西山…?なに…?」
俺が教室に入ると女子達は急に青ざめ、声もか細くなった。
「お前ら、いい加減にしろよ」
「…は?なに急に、なんのこと…」
「とぼけんな!いいか。朝香はお前らとは違う!お前らみたいにくだらない妬みから人を虐めたりしない。朝香が羨ましいからって虐めるなんて、見苦しいにも程がある。悔しいなら努力して朝香を超えて見せろよ。」
俺は女子達に近づき、そう言った。無意識に胸ぐらを掴んでいた。
「は……なに、それ……」
俺はそれだけ言うと女子を離し、取りに来た忘れ物を鞄にしまいさっさと教室を出ていった。
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