アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
・百面相
-
可愛いな~、やっぱ、可愛いな~...
合コンが終わり翔太と二人で帰宅している途中、翔太が急に肩にかけたスクールバックをぎゅっと握り喋りだした。
すごく真っ赤な顔で、いっぱいいっぱいの翔太を見るのはとてもとても楽しかったです
...Sじゃないよ?
無意識な好きな子に「嫉妬した」なんて言われたら、嬉しいに決まってるじゃん
自分でもわかるぐらいニヤニヤしてる顔を隠すように下を向けば、翔太が顔を除き込んできた。
恥ずかしがったり怒ったり焦ったり誤魔化したり...
『(可愛いな...)』
なんとか王子様スマイルで返答した時だった。
後ろから翔太を呼ぶ声が聞こえ、翔太が一瞬固まった。
さっきまでの真っ赤な顔が嘘みたいに青くなっていく
ゆっくりと後ろを振り返る翔太と共に後ろを振り返ると、俺よりも少し背の高い男の人が立っていた。
翔太が呟いたその名前に、聞き覚えがあった。
それが誰かを思い出す前に、翔太が走って人混みの中へと入っていってしまった。
『...翔太っ!』
「あ...翔太っ」
走っていってしまった翔太を追いかけたい気持ちは山々だが、後ろのこの人も気になって仕方がない。
翔太の...翔太の初恋の人、りょうたさん。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
61 / 63