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「翔、素直でいい子だな!ほーら、プリンだぞ。はい、アーンして」
雄哉がプリンをスプーンで掬って、俺の口元に持ってくる。
俺は口を開ける。
「可愛い翔。本当の雛鳥みたい…」
雛鳥みたいにさせているのは雄哉だけど、俺は何も言わずにプリンを食べる。
俺にプリンを食べさせている雄哉は、こう見えて生天目家のご子息。
世間では生天目の名前で作れないものはない、と言われているほどの大企業の息子さん。
雄哉と勇輝くんと優くんには10歳離れたお兄さんがいて(雄哉と勇輝くんと優くんのお母さんは18歳の時に、雄哉と勇輝くんと優くんのお父さんと出来ちゃった婚をしたらしい)
そのお兄さんはおじいさんとおばあさんがいる外国にいて、今は会社を引き継でいるらしい。
世界にも生天目の名前は轟いている。
そんな大企業の息子さんの雄哉と勇輝くんは会社を継ぐ気はないらしく、普段は生天目の社員として家でパソコンに向かって仕事をしていて、時々会社に出向く程度。
「本当に小さいお口…」
そんな大企業の息子さんの雄哉は、鼻息は荒くさせながら俺の口元にプリンを運ぶ。
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