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「はるちゃん今日は何しようか〜」
けいくんが僕の背中にトントンってお薬を塗ってくれててちょっとだけチクって痛いんだけど、へっちゃらな痛みだから僕はなるべく顔を歪めたり痛いって言って迷惑をかけないように、ベットに静かに座る。
「………」
「そだよねー急にこんな所に寝かされてても困るよね。帰りたいよね。なんかはるちゃんが楽しくって気が紛れることしようか。」
「……ゅ、ゅうくん」
「はるちゃんもーそればっか〜僕妬いちゃうなあ〜。
ゆうとりゅーちゃんは夕方になったら来るってさ、安心した?」
「……ぅん」
「はるちゃん普段はどんなことするのが好き〜?」
「ぼ、ぼく、す、すきなこと…
お、おえかきと…ず、図鑑、読むの…すき、なの」
お母さんは僕が絵を書いたり本を読むのが嫌だったみたいでよく叩かれた。
もしかしたら、けいくんも僕が本を読んだり絵を描いたりするのが嫌かもしれないと思って、僕は恐る恐るけいくんの顔を見る。
「そっかあ!じゃあ、包帯巻き終わったら、図鑑と絵が描けるもの持ってくるね〜」
「……ぁ、ありがとう、ございます…」
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