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あれから6年。
俺は22歳となっていた。
眩しい目を擦って、隣を見る。
そこにはスヤスヤと規則正しい寝息を立てる俺の恋人。
昔っから一緒にいた、大事な人だ。
時計を見れば、普段自分が起きるよりも早い時間だった。
けど、こいつはいつもこれくらいの時間に起きてるはずだから、起こした方が良いだろう。
「おい、朝だけど」
身体を軽く揺すって声をかけると、ゆっくりとまぶたが開く。
「ん......」
「はよ」
綺麗な黒い瞳が、俺を映す。
「......おはようございます、修弥様」
鳴上響。
それが、今の俺の恋人の名前だ。
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