アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
episode.07-6
-
徐々に体は熱を帯び、限界が迫っていることがわかった。
ラズもそれを伝えるためか、ぎゅっと俺を抱き寄せてくる。
ラズ「ふぅ…ふぅ…っはぁ…」
吐息と水音だけが響く部屋。
甘い匂いの充満した部屋。
その全てが、今日が契りの夜だということを再認識させる。
ジル「ラズ…っ…もうっ…」
ラズ「はぁっ…はぁっ…」
ラズの呼吸も速くなる。
俺はラズをぎゅっと抱きしめ、首筋に舌を這わせる。
その時、ラズが今までとは違う震え方をした。
それは一瞬だった。
でも、俺にはわかった。
怯えている。
番になることが、怖いのだ。
この少年はまだ
ジル・ストーンを
愛しているのだと。
ジル「ラズ…すまない…」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
53 / 300