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「......おかえり」
『むむ?東雲さん帰ってきたん?久しぶりに喋りたーい』
ついさっきまで泣いてたのが嘘のようにきゃらきゃらした声で言う。全く、ユキのこの変わり身の早さは鬱陶しいけどある意味羨ましい。俺は何も言わずに電話を父さんに押し付けた。
「ん?あぁ、ユキちゃんか。久しぶり。この間は雅が世話になって悪かったね。......うん、うん......ははは。今観てるよ。いいね、好み好み」
テレビを消そうとリモコンに伸ばした手を、父さんに止められる。どうやら二人でこのAVについて話しているらしい。これが好みとか、父さんの趣味を疑う。
「あぁ、そうだな......再来週大阪に行く予定があるよ。......いいよ。久しぶりだなぁ。ますますエロくなったみたいで楽しみだ」
「ユキと寝るつもり?やめなよ、仕事でもないセックス。先生にチクるよ」
父さんから電話を奪ってユキに言ってやる。全く、俺だって人のことは言えないが、この二人は節操が無さすぎる。
『ちゃうもん、東雲さんとも仕事したいなーって思ったから、打ち合わせやしぃ』
「打ち合わせと言う名のセックスでしょ、どうせ」
「なんだ雅、ユキちゃんにやきもちか?」
「はぁ?バッカじゃないの」
俺はまた父さんに電話を押し付けてソファーにふんぞり返る。画面の中では相変わらず俺が喘ぎ続けていた。早く消したい。
「エロいねぇ。こうして画面で見るとまた新鮮だな」
電話を終えたらしい父さんが俺の隣に座って肩を抱き寄せてきた。
「しかしまた、なんでAVなんだよ」
「......なんとなく?」
「すげぇ反響だぜ。行くとこ行くとこでミヤビちゃんどうしたんですかーって。人気者だなぁ」
「......ところでこれ、もう消していい?」
「せっかくなんだから見ようじゃないか。おっ、おまえがタチしてんの初めて見た。へー」
何が悲しくて、父親と自分の出てるAVを観なけりゃならないのか。しかたないから部屋に戻ろうと立ち上がろうとすると、父さんに腕を引かれてソファーに引き戻されてしまった。
「わっ、痛......なにすんの」
「つれねぇなぁ。ムラムラしてきたから、セックスしよ」
「これ見てムラムラしたなら一人で抜きなよ」
「なんで本物が目の前にいて一人でしなきゃなんねぇんだよ。ってか、一人でするような歳じゃねぇわ」
「そのわりに盛んだよね......ん」
キスされて、至近距離で見つめると瞳の奥に欲の色が見えた。それに答えるように首に腕を絡ませ、自ら父さんの口内に舌を差し入れた。
煌々と光る画面の中では俺がユキを犯し続けている。
「ねぇ、俺が父さん抱くのはどう?」
「アホか」
冗談で言っただけなのに、くるりと身体を反転させられ、下着ごとズボンを下ろされて腰を持ち上げられた。
「あっ......ん、ひゃ、あぁん......」
両手で尻を揉みながら、開かれた先にぬるりとしたものが這う。アナルの襞を伸ばすように指で広げられて舌が入ってくる。俺は抗うことなく、父さんから与えられる快楽に身を委ねた。
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