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駿side
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どれぐらい時間がたった?
目を開けない陽向をじっと見ていた
もしかしたら目を開けてくれるかもしれない
いつものようにニコニコ笑って俺の名前を呼んでくれるかも…
「おい!君!大丈夫か?今救急車呼ぶからな!」
誰かの声が聞こえた
ズキン
あれは事故?
違う
ひき逃げ?
違う
誰のせい?
…俺だ
俺が陽向を殺した
ズキンズキン
俺が家にいれば陽向は俺を庇って死ぬことはなかった…
ズキンズキンズキン
そもそも俺が死ぬはずだった
なのに陽向は俺を生かした
俺を置いて…?
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
俺が俺が…
ズキンズキンズキンズキンズキンズキン
急に視界がぐにゃりと歪み俺は意識が遠のいて行くのを感じた
「おい!しっかりしろ!今救急車きたからな!」
ピーポーピーポー
救急車の音を聞きながら俺は意識を手放した
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