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83話ある過去
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小さな
ちいさな
寒くて
暗くて
音もない
光さえない
誰も来ない空間
そこに自分はいた
こんな感情が出来た時は
いつ頃だろう?
自分の名前など知らない
まず、どうやって生まれたかも
なぜ、自分がそこにいるのかさえ
分からない
ただ、ここには何も無いことだけが分かる
どうやって外に出るかもわからない
そんな僕が覚えているのは…
ただ、覚えているのは…
「朔鵺!
来て!なんかちいさな力が!!
だいぶ弱い!
危ないんじゃないの!?」
「これ!慧!
危ない場所は走るなと言っておるであろう!
わからん種族かもしれぬ!
安易に行くでないぞ!!!」
こんな空間に
お別れをさせてくれた
「?ん?
この子かな、、、、
名前はなんていうの?」
「何をしている慧…
さっさと奥へ行くぞ?
ん?…なんだこいつは…」
緑色の綺麗な瞳の少年と
金髪の似合う
神域の神様だった
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