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「やっぱりコレ、似合うと思ったんだよねぇ…。」
全て脱がされた素足を飾るのはリボン。
ネットで少し有名になっていたマーメイド縛りというのだそうだ。
「な、なんですか…これ。」
「マーメイドセッ…ていうツイート見たことない?俺あれやりたかったんだけど…取り敢えず縛るだけでもね。」
これをやる為に脱がされたわけで、ヤるわけじゃなかった…、つまり勘違い?
気づいた瞬間顔に一気に熱が集まる。
「…どうしたの?………あ。もしかして。」
黙秘権を行使していた俺に向かって聖さんはニマニマと笑い溜めに溜めて一言。
「期待した?」
図星…☆だけどそんな事言えるわけでもないし怯んだら負けってことは知ってる。だから敢えてめちゃくちゃ時間を開けて。
「は?何言ってるんですか…?」
と逆に言ってみた。
こういう反応は割と予想してなかったんじゃないですか?
「可愛い。顔真っ赤だからバレバレだよ。」
目を細めてキラキラとした笑いを零せば頬を手の甲でするりと一撫でしていく。
少しひんやりしてるのが熱くなった頬には丁度良い。ってそうじゃない。
「期待してないです。そういうのかな?とは思ったけど期待はしてないです。もしかしてヤられちゃうかもしれない…ここが人生の終着点だった( ˇωˇ )とかは思いましたけど。期待は!断固として!ない!です!」
ここまで一息だ。
「覚悟は出来てたの?そっか気づいてあげられなくてごめんね?」
ズレてる。この人。…UGにいる時点で世間からズレているのはわかってたけど、なんだろう。ポジティブ…なのかな。
「そうじゃないです。覚悟してません。」
「大丈夫、俺上手いから。ナニとは言わないけど。」
「完全にナニじゃないですか。」
なんだよこの人も〜っ、めちゃくちゃペースがわからない。
「わかってるなら話は早いじゃないか。」
流石に初めてでプレイは嫌だよね。なんて独り言を言いながら巻いただけのリボンをスルスルと解いていく。
「いやいや、1ミリも承諾してませんけど?」
「覚悟したんでしょ?」
「諦めただけで覚悟はしてないです。」
「諦めたなら……良くない?」
しまった。やらかした。
「もう諦めちゃったならいいじゃないか。あの時諦めて良かったって思えるようにしてあげるよ。大丈夫。本番まではしないから、ね?」
ね?じゃないんだよ…。
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