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先輩 竜樹side
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先輩の唇は想像してたよりも柔らかかった。
キスをされて呆然としている先輩をそのままベットへ押し倒す。
手首を離して、改めて先輩を見る。
息が出来ずに、涙目になっている先輩を見て、また少し体温が上がる。
俺は、先輩が好きだ。
裕太先輩に紹介された時から。
「た、たつきっ…!ちょっと待て、お、落ち着けぇっ、て…!」
もう一度キスをしようとした、先輩は腕を突っ張って抵抗する。
俺にとっては、微々たる抵抗だけど、それでも1度身体を離す。
なにも、先輩に嫌ってほしくてこんなことをしている訳じゃない。
…もちろん、無理矢理するキスも最低だけど。
「…なんですか」
「…ぅっ、なんで、こんなことっ、…するんだよっ…!」
本格的に泣き出してしまった先輩に罪悪感を覚える。
覚えながら、先輩の泣き顔に欲情している俺は最低最悪だ。
ごめんなさい、先輩。
でも、今日だけ先輩に触れることを許してください。
「先輩が、好きだからです」
普通に考えれば、そうなるけど、男同士だし、増してや、俺はそんな素振りを今まで1度も見せなかった。
裕太先輩は鋭いから、俺はこれまで猫被っていたのだ。
先輩の大きい瞳が更に見開かれる。
「う、嘘っ、俺をからかってるんだろっ…」
「からかうなんて…!そんなはずないです!信じてください!」
先輩は、両手で顔を隠しながら、泣いている。
なんで、先輩がそんな疑心暗鬼になってるかは分からない。
でも、どうしても先輩に信じて欲しくて、手首や首筋にキスを繰り返した。
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