アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
最悪のお告げ【zmgr】
-
※グルッペンサイド
エーミール、トントン、オスマン。護衛としてゾム。そして、同盟国の奴等との会議中のことだった。
突然の衝撃音と共に部屋が揺れた。
「なんや一体!??」
「報告致しますッ!只今、何者かによる爆撃があったもよう!本部は囲まれておりますっ!」
エーミールが怒鳴ったのと同時に部下が駆け込み、そう報告をする。
あまりにも唐突すぎる攻撃。
流石のトントンも混乱していた。
「くっそ…!コネシマとシャオロンに即鎮圧するよう伝えろッ!
外にはロボロと大先生、兄さんがいるはずや!
今すぐ連絡をとれ!」
「はっ!」
しかし、冷静な判断で部下に指示を出す。
問題は同盟国の奴等。やれやれと言わんばかりの顔をしている。
「総統閣下よ。貴方の国では、国民も戦争好きのようですな。」
同盟国とはいえ、いつ裏切られるか分からない存在。
余程上げ足を取ることが好きな様やな…。
俺が答える前にオスマンが口を開く。
「別に戦争を好きで、起こしてるわけではないですよ?我々はこの国の平和を守るのが約目ですから。
まっ、勘違いして戦争を起こすアホもおるから問題なんやけど。」
いつもの緩い顔が少しだけ硬くなる。
怒っているとき、あるいは余裕がないときの証拠。今回はどっちものよう。
同盟国の奴等はニヤニヤと笑う。何を考えているんだ。
「では、無事に鎮圧されることを祈るとしますかな。」
と言いながらふんぞり返る。
俺は、後方にいるゾムに視線を向けた。フードに隠されたその目は、殺意に満ちていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 30