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冬矢の部屋に向かい、ドアを開けた
「冬矢、痛みは?」
「大丈夫だ」
「明日、倉庫を全て壊すそうです」
「向こうも本気と言う事だな」
「腹立たしい」
冬矢は居た場所が悪かった
ボールが飛び込んで来た時と同時にガラスの破片も飛んで来た
飛び散ったガラスの破片は冬矢の目を貫いた
すぐに病院に行ったが、回復の見込みは無いと聞いた
「燕羽の仕返しかもな」
「ふざけないで下さい」
怖いものなど無い
だけど、冬矢を失うのは怖い
「今度はどうするんだ?倉庫はもう使えないぞ」
「そうですね、考えてみます」
ボート小屋も今は無い
倉庫も消えた
後、使える場所は・・・・・
「翔が欲しければうさぎ小屋は作らない方がいいんじゃないのか?」
「そうですね」
「どうしてもというのなら部屋しか無いな」
「部屋?」
「お前の部屋は角部屋だし広い」
「そうですが」
「まぁ、どうしてもの時の話だ」
「はい」
確かに、うさぎ小屋は無い方がいい
翔が嫌がる事はしたくはない
「それよりも冬矢、翔に聞いたのですが」
翔の話を思い出し、冬矢に話した
「騙されたな」
「えっ?」
「お前、その話を聞いてすぐここに来たのか?」
「ええ」
「じゃ、バレたかも知れない」
「馬を殺した事ですか?」
「ああ、多分翔はお前後をつけさせたはず」
「・・・・・・・・・・」
「お前にしては油断したな」
「クスッ、本当に昔から悪知恵が働きますね」
「諦めたらどうだ」
「無理でしょ?欲しい物は必ず手に入れます」
「卒業して逃げられたら?」
「捕まえます」
「そんな事をしたら更に嫌われるぞ」
「それもいいじゃないですか、嫌いな奴に無理矢理抱かれる翔の顔が見てみたい」
「そうか」
きっと、ゾクゾクするような目で睨みつけてくるはず
堪らない、そんな翔を壊したい
泣き顔が見たい
叫び声が聞きたい
「一生、飼殺して差し上げましょう」
「留学は?」
「何ですかそれは、冗談に決まっているのに」
「だよな」
語学が堪能の俺に留学は必要ない
繭から全て奪い取る
そしてぞうきんのように捨ててやる
苦しめて殺すのもありですね
ああ、待ち遠しい
早く、誕生日が来ればいいのに
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