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「…!!駄目っ…、絶対に駄目…!!」
「なんで?ヤった事あるんだろ?」
「っ……」
こいつの言ってる事が分からない。
"初めてじゃない"?"ヤった事がある"?
俺には何の覚えもない。
困惑で返事も返せないを俺を余所にこいつは指を引き抜いて自分の着衣に手を掛けた。
「もっと気持ち良くさせてやるから、な?」
「あっ…、嫌…だ…っ、だったらもう、止める…っ」
「っ!何もそこまで嫌がること───」
「嫌なもんは嫌だ!離せ…!」
「おっ…と!分かったよ、これ以上はしないから抵抗するなって。……はぁ」
切なそうに溜め息を洩らされ、少し申し訳ないような気分になる。
それでも意志が変わらない俺はこいつを睨み付けて虚勢を張った。
「相手がどんな奴だろうと断られた事なんか無いのに……正直傷付くぜ」
「あっ…!あぁっ、んくっ…!」
再び俺の窄まりに指が沈まり、再開された刺激に付け加えてこいつはまた俺のモノを口に頬張る。
痛いくらい張り詰めたモノにさっきよりも強い欲が集まり俺は背中を反らせた。
「はぁっ…、イきたい…!頼む…から、もうイかせてくれ…!」
「いいぜ。我慢した分たっぷり出せよ」
「はっ、ぁ、あぁっ──!!」
根元を掴んでいた手が緩むと溜まっていた精液が一気に弾け出て腰がびくびく跳ねる。
その頭を殴られたような強烈な快楽に俺の目の奥で火花が曝ぜた。
「あ…ぁ……、まだ……出てる…っ」
達しても尚、こいつの指は動きを止めず中を刺激し続け、なぜか俺の吐精も止まない。
量は減っているものの持続しての長い射精が続き、敏感になりすぎた俺のモノには口の中の粘膜に擦れる事すらキツくなる。
「ん……あぁ……、駄目……」
陰茎から過剰な快楽が押し寄せ、俺は縋り付くように男の頭を両手で掴んで弱々しく啼く。
それでも離そうとしない男に意識がだんだん揺らいでいった。
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「・・・ん・・・」
「お、気が付いたか?ちょっと苛めすぎたみたいだな」
何度か瞬きを繰り返せば申し訳無く笑う男に焦点が合う。
辺りはすっかり暗くなり、着衣の乱れが直されている恥ずかしさから身体を起こした俺をランプの灯が揺らしていた。
「俺……」
「気を失ってそのまま眠ってただけだ、心配するな。俺にお預けを食らわせた仕返し。」
「…………。」
「冗談だよ。ところでスバル、お前はこれからどこに行くつもりなんだ?礼も兼ねて送ってってやるよ」
「……分からない。北西に向かってるけど街の名前とか…」
「北西?そりゃ随分とアバウトな旅だな。何か目的でもあるのか?」
俺の話がこいつの興味を引き、寝物語のように当たりだけを簡単に説明する。
だけどそれで更に関心が高まったらしく、結局ユーリに話したのとほぼ同じ内容を話す羽目になった。
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