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♢⒊
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「「はあああぁぁ!!??」」
バッと二人は勢いよく離れると、要は会計に近づいて何かを早口に喋る。
チッ!胸糞わりぃ…
一方会計に言われた事に舌打ちしながら、蓮はドサリと来客用の椅子に座りコーヒーを一口飲んで…気づく。
あ"?
彼の視界に映ったのはもう一つのコーヒー
では、ここで読者の皆さんの為に説明しよう
蓮は自分が誤って媚薬入りの方を飲まないように、自分のコーヒーを要より手前に置いた
しかし、何故か手前には彼の持つコーヒーと、もう一つのコーヒーがある。
それは何故か?偏に先程蓮を助けた時である
要は蓮が倒れるのを見て、急いで持っていたコーヒーを適当に置き彼を助けた。
その時置いた場所がちょうど蓮のコーヒーの近くだったのだ。
さて、蓮も同じようにここまで考えたらしく
サッと顔を青ざめた。
俺は今、どっちを飲んだんだ……
ピシッとまた固まってもう一つのコーヒーを見つめていると、それが視界から消える。
慌てて視線を上げると、ゴクゴクと一気飲みをする天敵
それに目を見開いている蓮に眉を寄せながらも、要は会計に先程貰った書類を持って颯爽と出て行った。
扉が閉める音にやっと思考が戻ると、蓮は素早く状況整理をし…ため息をつく。
…当たる確率は二分の一
もし俺が当たっていても少量しか飲んでねぇからまぁ大丈夫だろうが、もしあいつが当たってたら…
まぁ俺の方はそんなに損ねぇな、と蓮は判断しすぐに作業に戻った。
その時、自然にニヤリと笑っていた蓮に若干寒気を感じた会計だったが触らぬ神に祟りなし、何も言わずに席に戻った。
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