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我の子を産むためだけに生きろ
人前で裸体を差し出すこともできんのか
ははっ人間はケガラワシイ
ダマレ
…アノヒトモキット…二…ステラレル…
ゼンカイノ…ホウガ、キレイ…ヒメ…ダッタ
ソウヨネ、
ソアノヒメ、ケガラワシイ
ウツクシ…ナイ
オトコハ……ナイ
ステラレル
クスクス
おいで、花の子よ
「っ!!!」
汗をびっしょりとかいて目を開けたサラン。
「…っはぁ、はっ…わたし…」
一体なんの夢を見ていたのだろう。サランはクラクラとする頭を抱えて床へ座り直した。
先ほどまで寝そべっていた場所には汗が染み込んでいる。
「…あ、れ?」
急な腹痛にまた倒れそうになった。
気分が悪い。
「どうしたのでしょう…」
サランは壁に寄りかかり、あまりにひどい吐き気、腹痛に震えた。
そして、体に変化が出てきたのはその数日後のことだ。
「フィオリ王よ、手が止まっています」
「…ああ。わかっている」
レミルと王は2人、国の整備の書類に目を通していた。
いつもならこの時間には書類に全てサインがいくはずなのに…とレミルはそっとため息をつく。
「王よ。どうされたのですか?…休憩を、挟みますか?」
「…いや、いい。心配をかけたな。だが大丈夫だ。すぐに片付ける」
ふぅ、と一息ついたフィオリは無意識に森を見た。
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