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レミルside
ここの空気だけとても重いのですが…早く庶務に戻って良いものでしょうか。
私が退室したことによってあの獣がサラン様を襲ったり、御子様に手をあげようものなら敵いません。ここで監視するしかなさそうです。
「ふふ、美味しいですか?」
先程クラシアが関わったことによって、サラン様の乳汁が分泌されまして。まさか飲むとは思っていませんでしたが御子様の授乳タイムが始まりました。
サラン様は、困り顔でティラシュア様とエルディオ様が乳を吸いやすいように腕で支えておりますし、
「チッ」
「……」
フィオリ様は苛立ちながらもしっかりと見ているようです。サラン様のどこを、とは限局致しかねますが。
ああ、書斎できっとアーサー様が庶務を健気にこなしているのだと思うと心痛いです。
クラシアが相変わらず好き放題して帰っていったのも
フィオリ様の機嫌を下げていった原因なので腹が立ちますけど…
御子様の健康が証明されて安心したのもありますし、クラシアには感謝をせねばなりませんね。
「キャウ」
「エルディオ?」
目を瞑ったまま乳をなめていたエルディオ様は、そのままスヤスヤと眠ったようです。
たしか、クラシアの話ではエルディオ様はあと10日程眠ると…
「パーティー当日ではないですか」
「そうだな」
…人の考えをずっと読んでいたのですが王よ。
おやめください。
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