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りいころ〜たくさんの愛を、君に〜 2
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すとぷりの誰かが友情出演します
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莉犬side
「ふぅ…」
一通り不良をとっちめ、スマホを起動させ、友達の関係でもある生徒会長に連絡する。
少しすると、茶髪で背の高いのが来た。
「莉犬、お疲れ様」
そう言って、ふわりと笑う。
「ったく…こういうのは、生徒会長の仕事じゃないの」
「しょうがないでしょ?僕ケンカは強くないし…」
「だからって、生徒会役員でもないのにさ…」
「ほら、これでチャラにしてよ」
いちごミルクが目の前に差し出される。
俺は無言でそれを受け取り、すぐに飲んだ。
「素直じゃないなぁ」
ふふっと笑うそいつに、俺は軽く蹴りを入れる。
「……命知らずも、居るもんだな」
俺はそう言って、校舎にもたれて気を失っている子を見やった。
すると、そいつ―――るぅとが声を上げる。
「…あれ、ころちゃん!?」
「知り合いなの?」
俺は内心驚きながら、冷静に問う。
「知り合いも何も、幼なじみだけど…」
少し青みがかった髪の毛のころちゃん…?を覗き込む。
「……綺麗な顔してるなぁ」
ボソリと呟く。しかしその顔は、殴られたのか、腫れていた。
「早く、医務室連れて行かなきゃ…。でも、僕は後始末もあるし、莉犬、お願いして良い?」
「まぁ、分かってたけどさ…もうちょっとなんか奢ってよ?」
「ちぇ…はーい」
生徒会長らしからぬ声を上げている、るぅとは無視をして、その子を背負う。
「軽っ………。…ねぇ、るぅとくん」
「んー?」
「…この子の名前、なんていうの」
るぅとは、少し目を見開く。俺が、人の名前を聞くなど、珍しいとでも言いたいのだろうか。
まぁ、実際、珍しいのだが。
しかし、その後、るぅとは薄く笑って、答えた。
「…ころちゃん、ころん、だよ」
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前置きがくそ長いことに定評(?)のある(???)筆者
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