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(番外編)純愛>♎︎<狂愛1
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まるで…
フレンチトーストみたい…。
甘い卵に漬けておいしく焼いて、ふわふわの甘いフレンチトースト。
百目鬼さんは甘党だから、さらにメープルを掛けて召し上がる。
僕は、百目鬼さんに甘々に浸され、情熱に焼かれてさらに甘い甘いメープルをたっぷりかけられて食べられる。
百目鬼さん専用のフレンチトースト。
百目鬼『あんまり可愛くなりすぎるな、泣かして酷くドロドロにして、全部喰っちまうぞ…』
うにゃああああああああーー!!
でたぁー!!時々炸裂する百目鬼さんの殺し文句ぅぅ!!カッコ良すぎだからぁあ!!
ジタジタジタジタ!!
どぉめきしゃんが凄い甘々なの〜!!
フレンチトーストに埋められてメープルたっぷりの僕は、百目鬼さんに食され待ちですぅぅ!!
ドキドキバクバク激しい心音
恥ずかしいこといっぱい
嬉しくて
楽しくて
幸せ
一生分の幸せを使い切ったんじゃないかな?
これ以上の幸せはないってくらい。毎日息をするのがやっとなほどドキドキドキドキが止まらない。
百目鬼『マキ』
あっ、僕。いつのまにか車で寝ちゃったみたい。自然公園、いっぱい走ったし楽しかったなぁ…。
この三日間、眠る時は百目鬼さんの腕の中。朝起きたら、毎日百目鬼さんがいて。
僕を映すその瞳は、柔らかく細められる。
百目鬼さんが僕を見るその眼差しも、声や仕草1つとっても、何もかも変わった。
僕を見ることも僕に触れることも急に増えたし。今までは、表情を曇らせ、僕を恐れ、避けていたのに。今までが嘘みたいに、僕と2人っきりになるとキスしてきて、僕を抱き寄せたり、抱っこして座ったり、そして押し倒してくる。
はれれれ?
こんなイチャイチャした百目鬼さん。大丈夫かな?いいのかな?
行為の最中はやっぱり眉間にシワが寄るけど、それは僕とSEXするのが嫌なんじゃなくて、獰猛な猛獣と戦ってるから。僕は別に獰猛でも獣でも何でも大丈夫なんだけど、百目鬼さんは、僕を大事にしたい、優しくしたいと言ってくれてるから、今はその言葉を信じるしかない…。
でもでも!!優しくしたいと言いながら、変る前より僕の嫌がるエッチで恥ずかしい意地悪を楽しそうにしてくるんですケド!!
もうっ!僕が涙目になるのを見て興奮してる百目鬼さんは雄々しくて可愛いけど、僕的には複雑…。だってだって!僕の舐めたら汚いし恥ずかしいし!百目鬼さんは「舐めて気持ち良くしてやるよ」って言うより「俺の舐めろ」って言ってて欲しい。だってだって!あの強面のかっこいい百目鬼さんが、僕のを舐めなり、お、おお、お尻舐めるのやめて欲しいし!!奉仕したいのは僕なのに!!
僕が百目鬼さんを気持ち良くしたいのに!!
でもでも、あんまり積極的になると、百目鬼さんの好みから外れちゃうし…。もう!これじゃいつまでも翻弄されてるだけになっちゃう!!
ドロドロにされて、僕が本気で欲しがっても限界ギリギリまで挿れてくれないし…。もう、僕の魔性はどこ行ったの?!って僕が聞きたいくらい、百目鬼さんが触ってくると、もうわけ分かんなくなっちゃっうまでトロトロにされちゃって…。
でも、あれは無意識なんだと思う、僕を焦らして興奮するのもそうだけど、僕に怪我させたくないっていうのが無意識であるんだと思う。
そういうのも全部、百目鬼さんの我慢の元なんだけど、百目鬼さんはまだまだ無意識に色々我慢するのに気がつかない。でも、これは少しづつ、僕と和らげていけたらって思うんだ。
百目鬼さんが今、一生懸命なの、見てれば分かる。僕のために、優しくしてくれてるのも、嫉妬を我慢しないのも…、キュンとして愛しくなっちゃう。可愛くて仕方ない…。
今は、百目鬼さんを見守り、受け入れることが百目鬼さんのためだって思ってる。
思ってる、けど…、
マキ「んっ…んふ…んん!?…」
ぎゃー!!
目が覚めたら百目鬼さんに超濃厚なディープキスされてるんですけどぉぉおおーー!!
あーん!やめてぇーやめてぇー!
ほ、欲しくなっちゃうよぉ〜!!
まだ車の中なのにぃ〜!!
ってか、ここどこッ!?
百目鬼さぁん気持ちいいからやめてぇー!!
マキ「んん¨…はぁう…あっ…」
百目鬼「どおしたマキ、顔真っ赤だな、脈も早いし、呼吸が乱れてるぞ、ん?」
強面の顔なのに、その瞳は優しくて、自分が僕に何したのか知ってるくせに涼しい顔でニヤリと意地悪に笑う。
マキ「ッ…百目鬼さんがッ…激しくキスしてくるからじゃん!!」
百目鬼「車が家に着いたと呼んでも起きないから。親切に起こしてやったんだろ」
こんな調子で、羞恥も躊躇も無くなり、平気で触ってキスして僕を溶かしてくるし!!
百目鬼『お前は何もわかってない、俺は我慢してやってんだ!』
我慢ってこうゆうことぉォオオ!?
僕には完全な専門外!!!
「甘えたい、エッチしたい」って言うなら幾らでもいいんだけど…。
百目鬼さんのは、〝甘やかしたい、溶かして泣かして可愛がりたい〟って感じだもん!!
凄すぎるからッ!!
溺れるっていうか、浸かっちゃってるよ!
濃厚だよ!!もうぐっしょりだよ!!
百目鬼さん無しじゃ息できないけど百目鬼さんが甘々過ぎて息できないし訳わかんないくらい百目鬼さん漬けだよ!!
修二「良かったね♪マキ♪」
マキ「あー!他人事だと思って!!僕!マジで心臓もたないし!!」
百目鬼さんと公園に行った次の日、百目鬼さんは仕事の間は修二の家にいろと僕を預けた。
百目鬼さんの変わりようというか、解き放たれた百目鬼さんの可愛たがり振りを修二に話したら、修二は嬉しそうに笑う。
修二「マキが言ったんじゃん、毎日イチャイチャするのが理想だって」
マキ「そ、そうだけど…」
ゴニョゴニョと口籠ると、修二はなお可笑しそうに笑う。
マキ「ねぇ、ねぇ、修二と付き合ってる時の百目鬼さんって、どんなだった?」
修二「僕ちゃんと百目鬼さんは付き合ってないよ」
そうは言うけど、百目鬼さんは修二を特別扱いしてたはずだし、エッチだってしょっちゅうしてたはずだ…。
マキ「百目鬼さんは、修二に甘々だった?」
修二「…そうだね、たぶん優しく甘やかしてけれたんだと思う。百目鬼さんは、世話焼くのが好きなんだよね。本人あんまりお世話してるって認識なくて、とにかく好きな人に関わってたい人だと思うけど、僕とはそこまでじゃなかったよ。することはしてたけど、甘い雰囲気なんか無いし。キスはあんまりしなかった。百目鬼さんがキス魔だなんてマキに聞くまで知らなかったし」
マキ「ふーん、でも、優しかったんでしょ?」
修二「優しいは優しいけど、僕に対しては、優しというより、気を使ってたって感じかな?百目鬼さんと一緒にいる時は、いつもむつの話をしてたから」
マキ「百目鬼さんって、修二にどのくらい盛ってた?」
修二「えっ…」
マキ「百目鬼さん、一回始まると長いけど、今までは、僕が誘わないと触ろうともしないから、本当はシたくない人なのかなって思ったんだけど…、今、毎晩だし…、僕は嬉しいけど…僕がシたがるから気を使ってないかなって…。いるんだよね、SEX好きじゃないけど生理現象だからって悩む人…」
百目鬼さんは、僕とはスるのが嫌なわけじゃないと言ってくれた。今は、シ終わったあとの落ち込む様子は見られない。
僕の夢に描いたような幸せな日々が目の前にある。それは素直に嬉しい…。百目鬼さんの言葉を信じたい。信じたいけど…。
修二「…マキ、百目鬼さんはね、マキと理想が同じなんだよ」
マキ「ふえ?」
修二「たださ、百目鬼さん恋愛初心者だから、全部マキとが初めてだから、だからさ、ちゃんと言葉にしてごらん」
マキ「…修二、楽しそう」
修二「楽しいよ♪マキが今まで楽しんでた気持ちが良くわかる」
マキ「うわっ!ブラック修二だ!」
修二「違うでしょ…」
マキ「正直に話したらどうなるか分かりきってるじゃん。食べられちゃうんだよ」
フレンチトーストみたいに、メープルたっぷりで、パクンって……
どうしよう…。幸せすぎて、不安要素を探したのに、結局またふあふあ甘々の気分のまま…
どうしよう…百目鬼さんのこと…
好き過ぎる…胸がキュウキュウ締め付けられて、ドキドキが止まらない
どうしよう…。
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