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水の音
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なんとか食事を終えると、俺は同じくらいに食べ終わった楓にまた手を引かれて、大部屋の奥の方にあるシャワー室と書かれた部屋の中へ入っていった。
そこは、床も壁も全て白いタイルになっていて、仕切りだけがあるシャワールームが、幾つもあった。
床は濡れていて、もうほとんどの人がここを使った後だということがうかがえる。
「……じゃあ、やり方、教えるから。」
楓が俺の手をぎゅっと握りながら小さな声で言う。
俺もそれに答えるように手を握り返した。
「…………うん。」
そして、部屋空入ってすぐの所にあるシャワールームへ2人で入る。
2人が入ると、ほとんど空いた場所はなく、互いにぴったりとくっつかないほど狭い。
「………壁に手をついて。」
俺は楓に体を擦りつけるようにしながらなんとか後ろを向くと、言われたとおりに壁へ手をついた。
すると、楓は俺の腰をぐっと掴み、後ろへ突き出すような姿勢にさせた。
「ちょっ!やめろよ!」
「我慢しろ。…こうしないと上手く出来ないから。」
自分の姿勢が恥ずかしくて顔から火がでそうだ。
楓は取り付けられていたシャワーを片手に持った。
「今から優人の中、これで綺麗にするから。」
「………痛いの?」
「……そんなに痛みはないと思うけど、精神的にきついかも。……でも、大丈夫、すぐに終わるから、な?」
「………………。」
俺は顔だけ振り向いて楓の方をじっと見る。
視線から緊張感や恐怖心を感じ取ったのだろう。
楓はシャワーをもっている手とは反対の手で俺の頭を撫でた。
そして「じゃあ、始めるぞ。」と呟くと、ゆっくりと俺の穴へシャワーヘッドを近づけた。
シャワーヘッドからお湯がチョロチョロと出てくる。
うっっ!!
なんだこれ!?
お腹の中へお湯が逆流して入ってくるような初めての感覚に戸惑う。
なんか、気持ち悪い……。
そう思っていたのもつかの間、楓はシャワーを俺から離すと、
「じゃあ、少ししたらそのお湯だして。」
「えっ!?」
「………ださないと綺麗にならないから。」
だんだんとお腹が苦しくなってくる。
ああ、もう早く出したい。
でも…
「優人、もう出していいから。」
「っ楓!!目ぇ瞑って!!」
そう言い終わるか終わらないかの内に、ボコボコっと音をたてて勢いよく俺の中からお湯が飛び出す。
「うあぁぁぁっ!!!」
ビュッビュッ
恥ずかしくてたまらないのに、止まらない。
全て出し終わると、勝手に穴がヒクヒクしてしまう。
「はあっ、はあっ」
乱れた呼吸を整えながら俺は楓の方を向こうと体を動かそうとした。
「まだだめだ、優人。これ5回くらいやんないと綺麗にならないから。」
「はぁっ………えっ!?」
そう言うと、楓はまだヒクヒクとしている俺の穴の中へまたお湯をゴボゴボと入れていく。
「っ待って!!!むりぃぃ!やだやだやだ!」
「早くやらないともっと酷い目にあうから。ここは我慢しろ。」
そう言いながら楓は反対の手で俺の背中をさする。
それに少し落ち着きを取り戻して、さっきと同じようにお腹が少しきつくなってくるまで呼吸を乱しながら耐えると、勢いよくお湯を中からだした。
体内からでた水が楓の下半身にまるっきりかかってしまう。
けれど楓はそんなことは気にもせず、懸命に俺の背中をさすりながらこの工程を繰り返した。
「はあっはあっはあっ」
ズルッ
やっと5回これをやり終わると、俺はヘタヘタになっていて、そのまま座りこんでしまった。
こんなことこれから毎日やるとか、……無理。
「よく頑張ったな。お疲れ。」
楓は座りこんだ俺に目線を合わして屈むと俺の頬を両手で包み込んで話をする。
触れられた手から伝わる体温が愛おしくて、呼吸を乱して半開きの口のまま、顔を猫のように楓の手へとさする。
「辛かったよな、大丈夫?」
「……疲れたけど、大丈夫。」
「明日からこれ一人で出来るか?」
「…………多分………無理。」
そう言うと、この日初めて楓は優しく笑った。
「ふっ、しょうがねえな。明日もからも俺がやってやらねえとな。甘えん坊だな、ゆーと君は。」
「別にそんなんじゃないし!一人でも出来るし!」
「強がんなよ。」
それだけ言うと、楓は俺の頭をポンと叩き、立ち上がって隣のシャワールームヘと歩いていった。
程なくして、水の音が聞こえた後ボゴボゴという音がやってくる。
……そっか、楓も俺と同じことやらないといけないのか。
俺は楓のそれが終わるまで、体育座りになって待っていた。
外から水を入れる音と、中から噴き出す水の音だけが、交互に俺たちの間を行き来していた。
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