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プレゼント
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リボンの飾りを外し、包み紙を取ると、見覚えのあるデザインの箱が目に入った。
「えっ!何ですかこれ!」
「すっげえ高そう…」
俺が密かに欲しがっていたエスプレッソマシーンだ。
しかも、何十万もする高級品だ。
「これ…」
「んふふ、翔ちゃんが欲しがってたやつ」
俺が驚くと、コイツは嬉しそうに笑った。
どうやって調べたのか分からないが、思わぬ贈り物に喜びが隠しきれない。
「……ありがと」
ボソッとお礼を言うと、コイツは急に沈黙した。
「仲原さん…?」
3人とも困惑していると、急に床に寝そべった。
「……はぁ、僕は夢を見ているのか。翔ちゃんがあんなに可愛い顔をしてお礼を言うなんて…」
な、なんだ?
……いつも以上に気持ち悪いぞ。
「っぶ、あはははっ!!」
「兄貴…お礼を言われただけなのに……」
そんな様子に、柏原さんは爆笑し、タクミは涙ぐんでいた。
俺はというと…まぁ、言うまでも無いだろう。
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