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侵入
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ピンポーン
家にチャイムが鳴り響いた。
柏原さんか、タクミが忘れ物したんだろうか。
カップを片手に、急いで玄関まで向かった。
「はーい」
ガチャ
扉を開けたその瞬間、顔面を手で掴まれた。
その衝撃で、一瞬息が止まった。
「ふ…!」
帽子を被った男が1人、背後にももう1人。
もっといるだろう。
頭を思い切り振って、強く掴んだ手を振りほどいた。
次に扉を閉めようとしたが、足で止められた。
何秒か抵抗するも、それも虚しく終わった。
扉をこじ開けられ、男たちに侵入された。
「っ…!!」
後ろに退がるも、躓いてしまった。
その拍子に、カップが割れる音がした。
ガシャン…
「あ…」
貰ったやつが…。
割れたカップに目を奪われた瞬間、口を手で抑えられた。
「ん゛ん…?!」
マスクと帽子を被り、顔は分からなかった。
ジタバタと動く脚を、もう1人の男が床に押さえ付ける。
既に、腕は縄のようなもので縛り上げられていた。
身動き、できない。
「動くんじゃねえ」
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