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言いたくない
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亜樹「相変わらず敏感だねぇ」
息も絶え絶えで、まともにたってられなくなった俺は、
便器にもたれ掛かるように座った。
でも、亜樹がそんなことを許してくれるはずもなく
亜樹「何やってるの?誰が座っていいって言ったの?」
俺に休憩というものはなかった。
亜樹「早くズボン履いて。帰ってからまだ続きするんだよ」
「も、無理。ごめんなさい。許してください。」
亜樹「先に約束破ったのは、夕なのに俺の言う事聞けないの?」
「...」
亜樹「誰が悪いの?こんなことしてるおれがわるいの?
兄弟なのにこんなことをする俺が悪いの?」
「ッ...」
何も言い返せない。
違う。亜樹が悪い。こんな事をしてくる亜樹が悪い。
俺は何も悪くない。
「約束を破った僕が悪いです、、」
亜樹「そうだよね。じゃあどうするべきなの?」
言いたくない。言いたくない。
「...」
言えない。言いたくない。
亜樹「どうするべき?」
「...約束を破ってすみません。
何をされてもいいので許してください」
言ってしまった。嫌だ。
何もされたくない。
痛いのも、気持ちいいのも、辛いのも、
苦しいのも全部嫌だ。
逃げ出したい
そんな考えが頭をよぎってしまった...
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