アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
21
-
三谷を保健室のベッドに寝かせた
蓮「バカ…」
琉「倉田…ごめんね」
蓮「何言ってんだよ…!」
琉「俺はもう、倉田を悲しませる事しか出来ないんだ…」
蓮「そんな事ない」
琉「消さなきゃ。何もかも。初めからにしないと。どこでルートを間違えたんだろう」
蓮「三谷…?」
琉「やったね倉田。やり直し。だよ?」
意味がわからない
やり直し?
何をだ?
何をやり直すんだ?
琉「俺、薫と話しつけてくるよ。近いうちに」
蓮「1人で大丈夫なのか?付いて行こうか…?」
琉「来なくても大丈夫。今日は少しでもご飯食べて、ちゃんと寝るね?」
だから…と言いながら、三谷は俺を抱き締めた
琉「ありがとう。もうこの腐った生活からはバイバイだよ」
蓮「っ」
意味が分からなかった
三谷の事を分かりきれてない自分に苛立ちを覚えながら、力のない優しい顔で微笑む三谷に笑い返した
この生活が終われば、三谷と美丘は今まで通り仲良く過ごす
俺の役目はおしまい
なぁ、神様…?
俺、嬉しいはずなのに、すっげぇ辛いよ
三谷のジャマは出来ない。
ただのクラスメイトに戻ってしまうんだ
本気で惚れてる相手、こんなあっさりと手放したくないんだよ…
辛いよ…
なぁ、泣きてぇよ…
それならこうしよう
蓮「じゃぁ、俺から言いたい事」
琉「?」
俺は耳打ちである言葉を言った
琉「倉田…」
蓮「じゃ、俺教室戻るわ」
琉「倉田、これ本当?」
蓮「考えたら分かるんじゃないか?」
さぁ、どうするかなぁ
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
21 / 24