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その日は営みをせず、ただ抱きついて眠った。
僕の前で、無防備に寝顔を晒してくれる先輩が愛おしくてたまらなかった。
その一方で“いつも通り”の日常が壊れている気がした。
「…ねえ先輩、寝てますよね?」
「……」
…規則正しい寝息が聞こえる。
「きっと僕はこんな風でしか先輩に聞くことが出来ないから…」
「ねえ先輩…僕のこと本当に好きですか?」
「どうして急に帰ってこなくなったんですか?」
「今日の先輩…変だったよ、変に優しかった」
「ねえ、先輩……」
“先輩からする、この香りはなに?”
「みれいさん…だっけ?」
「こんなに香り移るくらい、いつも近くにいるの?先輩は僕の彼氏でしょう?少しくらい…断ってよ…」
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