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ばれる
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いやだ...みないで、みないでっ...
急にくるしいのがましになったと思ったら、奏斗さんがいたの。
ぼくがうるさいから、神童さんも起きちゃったみたい。
神童さんがぼくの脇の下に手をいれる。
いま、だっこされたら、ばれちゃう...
だっこされたくなくて、必死にからだをうごかした。
きっと神童さんにとっては、ぼくの抵抗なんてあってないようなものなのに、神童さんはぼくをはなしてくれたの。
「汗かいてる。暑いね、布団取るね」
奏斗さんの言ってることがわかってすぐにふとんをつかまないとと思ったときにはもう遅くて、ふとんをぜんぶ取られちゃった。
「ひっ、みな、でぇ...っ、、やぁっ......」
ごめんなさい、ごめんなさい、きたなくてごめんなさい、ぼく、どうしようもないの、ごめんなさい、
きらわれたくなかった、神童さんのことも、奏斗さんのこともすきだから...
でもそれはけっきょくぼくのわがままで...
ごめんなさい、いままでうそついてて、ほんとはきたない奴隷なのに、人のふりしてて、ごめんなさい
奏斗さんが何か神童さんとおはなしして、出ていった。
ぼくがきたないのわかって、きらいになっちゃったのかな...
「ごめっ、な、っ、さ...ひゅっ...」
手がのびてきて、なぐられるんだとおもったのに、ちがったの。
いたいのはなかった。
やさしくてあったかい手だった。
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