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初任務①
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半人半魔の特異種として誘拐されオークション会場で売られそうになったところを助けられ、キルシュの使い魔にされてから3週間が経っていた。季節はもう5月だ。
警備部に入り内勤をこなしながら何とか仕事にも仲間にも慣れて来た。最後に更衣室でしてから1週間ルールを徹底的に守ったおかげで、キルシュの怪我も早めに完治した。キスやその他恥ずかしい事はされたが。今は謹慎も解けたので現場復帰している。
「綺麗だな」
宝は、寝室で隣に眠るキルシュを綺麗な顔だなとマジマジと見つめる。突然キルシュの目が開いて睨まれる。
「なんだ」
「わっ!起きてたの」
「お前がジロジロ人の事見るからだ」
「いや、まぁ、見た目だけは綺麗だなと思って」
「お前は見た目だけはブサイクだな」
「久しぶりにそれ言われた。はぁ・・・それにしても、母さん元気かなぁ」
「会いたいか?」
「うん、まぁ・・たった一人の家族だし」
連絡はしてくれているようなので母親は無事そうだが、守秘義務とかで宝から連絡は出来ない。だが一目だけでも会って安心させてあげたかった。
なによりボロアパートに一人で住む母親が心配だ。ベッドで悶々しているとキルシュが覆い被さって来た。
「キルシュ、重い」
「俺の怪我完治したんだけど」
「っ、そ、そうなんだ・・・よかったね」
「そろそろ激しい運動してもいいだろ」
「えーと、仕事で激しい運動したほうがいいんじゃないかな・・・・ッ!」
パジャマのズボン越しに宝のアレがキルシュの大きな手に握られている。そのままゆっくり上下に揉みこまれた。
「ぁっ、はっ、んっ・・・っん!キルシュ、や・・・ングッ」
開いた口に人差し指と中指が突っ込まれた。宝が拒絶の言葉を口にすると、キルシュの心臓に仕掛けた魔術が発動して身体に痛みを与えるためそうなる前に喋らないように防ぐ。
「宝、ルール①を実行しようぜ。1週間ぶりに抱いてやるよ。まずは慣らしに指しゃぶれ」
「ぁッ、がっ、っ!んぐっ、あっ、あっ、んむっ」
「そうそう、唾液を絡ませてたまに吸うんだ」
「んっふ、ふ、んん・・・ぁ、っあ、んんぅ!あっ、ぁん!むっ」
口内の指を動かされながら、いつの間にかズボンは下ろされ剥き出しになっていたアレを掴まれいきなり激しく扱かれる。痛くて身動ぐがのし掛かられているので止める事が出来ない。
「なんだ宝、痛いのか?痛いそうなわりには、お前のココ勃ってるな。痛いの好きなのかよ、ククッ」
「んんんっ!んぐぅ!うっ!」
「俺にぐちゃぐちゃにされるの好きだろ、宝?他の奴にされて勃ったらお前、ホンモノの変態マゾだぞ。なぁ、俺にされる方が気持ちいいだろ」
「ーーーーっ、んっ、んんっ!」
ドクンっ
キルシュの金目がいやらしく嬲るように見つめてくるので、宝はあまりの羞恥で耐えきれずに達した。余韻ではぁはぁとぐったりしている宝をよそにキルシュは、宝の脚を開かせる。サイドテーブルの引き出しから取り出したローションを手に取り宝の尻に垂らす。
「・・ふ、ぅう・あ・・」
「宝のいい所忘れそうだから探さないとな」
「はぁはぁ・・・忘れて・・いい」
「遠慮するなよ」
「んあっ!ああッ!あっ、ひっーーーー!」
キルシュの長くて意地悪な指が後孔の中へと入って来た。最初はゆるゆると抜き差ししていたが、やがてぐりぐりと押し付けるように何かを探り当てる。
宝のいい所・・・前立腺をグリッと押し上げた。指を増やし回したり出し入れしたりと、ぐぷぐぷとローションが卑猥に音を立てる。
「あぁ、ほら宝のいい所に当たって雌犬穴がぐちょぐちょ喜んでるぞ」
「ぁあっ、はぁっ、あ!め、めす・・穴じゃないぃ・・・・ひっ!!ああッ!ーーーーっ」
「雌犬をもっと喜ばせてやらないとな」
宝のふやけた後孔の中にキルシュの待ちきれなかった雄が無理矢理入り込む。1週間もお預けをくらっていたので突き上げながら貪欲に貪る。
キルシュの攻めは強いので、こうなると宝はもうされるがままに犯されるしかない。犯されると言っても気持ちはいいので身体は素直に反応する。
「うあっ!あっ!あっ!ああッ、んうっ!」
「1週間ぶりの宝の中・・・めちゃくちゃ突いて奥まで腹いっぱいにしてやるよ」
すでにもうめちゃくちゃな状態だが、キルシュは宝の膝裏を掴んで腰を浮かせると真上から押し潰すように欲望を叩き付けた。パンパンと尻肉がぶつかる音で耳も犯される。
たまに前立腺にも当たり宝はイキそうになった。だがイキそうになると動きがゆっくりになりなかなかイケない。明らかにワザとさそうされているのだ。
「あぁあ!・・・はぁ、は、う・・は、キルシュ・・・も、もっと・・・・」
「なんだ」
「は、はぁ、・・・んっ・・もっと、つよく」
「強くして欲しいのか?なら、「キルシュの大きい雄で宝の雌犬穴めちゃくちゃに汚して」って言ってみろ」
いったいどこの安っぽいAVのような台詞だと宝は思うが、もう限界でイカせて欲しいので仕方なく強請ってみる。
「んっ、キルシュの・・おっき・・雄で俺の、めすいぬあな、めちゃくちゃにーーーーっ!!!??」
言い終わる前に最奥まで後孔を貫かれた。宝はガクガクと身体が痙攣しキルシュの雄を締め付ける。構わずにキルシュは激しく動き自分も絶頂へと向かう。1週間も我慢していた自分を褒めたくなった。
「うあぁあ!はぁあ、あ、はげしっ!ひ、っんん!」
「くっ、そ、宝、中に出すぞ!」
「あぁっ!ひぃっ!あぁあぁあぁあ、イク!おれ、もうっ、イクッーーーー!!!」
「ーーーーっ!!!」
ドプッ
最奥に熱い欲望が叩きつけられると同時に宝も自身の熱を解き放つ。腰を持ち上げられていたのでほぼ真上から精液が飛び散り、宝の顔にかかった。キルシュはそれをすくい取り宝の舌に塗り込める。
まだ宝の中に居たかったが勤務時間が迫って来たので、まだゆるりと勃っている雄をズルリと抜き取る。宝は抜かれる余韻でビクビクとしていた。
まだ数回しか抱いていない宝の身体は教え込まれた獣の罠にジワジワと侵され淫らに開花していく。
「さながら性奴隷ってか・・・」
性奴隷とは言葉の綾だが、1週間ぶりに宝の身体を堪能し満足したキルシュは宝を抱き抱えて風呂に入れてやる。そして足腰がややおぼつかない宝に朝食を作ってやり、天剣の警備部へと出社するのだった。
「で?どうして田中君はそんなに足腰ガクガクなのかな?」
「俺がめちゃくちゃ可愛がっ、ムグッ」
「わー!これはですね、朝からジョギングいっぱいしちゃいましてですね!」
「そうですか、でもほどほどにね」
「は、はひっ」
出社早々警備部長の國千歌に呼び出された2人は、宝の足腰ガクガクな理由を詮索されていた。ジョギングと結論を出したが、感のいい國千歌には2人が朝から何をしていたのかは予想が付いていた。宝がかわいそうなのであえて追求はしなかったが。
「生まれたての小鹿は放っておけよ。それよりなんの用だ」
「・・・キルシュさんの眼鏡を刀で叩き割ろうかなって思うんだけど、どうかな?田中くん」
「ひっ!俺にそんな拷問のような質問を!?」
「おいっ」
「冗談です。実はそろそろ田中君にも現場を覚えてもらおうと思いまして、まずは1番安全な24区から見回りお願いします」
呼び出されたのはいよいよ現場職を任されるからだった。1番安全な24区というのは、本部のある24区が犯罪率が1番低いからだ。当然と言えば当然かもしれない。
「同行者はそうですね、日向井君が適任でしょうか。田中君と相性いいですから」
「身体の相性なら俺が適任だ」
「いいから!そういうのいいから!」
「というか、なぜ俺じゃない」
「キルシュさんは最近多発している14区の調査をお願いします。戦闘も視野に入れているので、新人の田中君を連れて行くことは許可できません」
キルシュは渋ったが宝が危険に合うのは良しとしなかったので、同行するのを諦めた。現場の初任務にドキドキしながら宝は、カノと合流しまずは24区の見回り業務に向かう。
「よろしくな、宝」
「うん、お願いします!見回りって何するの?」
「まぁ文字通り街をパトロールするだけ。でもたまに犯罪と出くわしたりして戦闘になったら宝は隠れてろよ」
「そうなんだ、わかった」
治安維持も大変なんだなと思う。この前のように次元の存在に出くわしたりしたら確実に死にそうだ。カノの戦闘の実力はわからないが。
「カノって強いの?」
「え、どうかなぁ?剣術稽古の時は上から5番目くらい」
「5番目・・・十分強いと思う。1番上って誰なの?やっぱりキルシュ?」
「いや、國千歌さん。キルシュさんは、3番目」
「え!そうなの、意外だ」
「まぁキルシュさんは全体的に戦闘スキル高くても、剣術は苦手らしいからな。國千歌さんは旧家の出身で元々剣術得意だし」
「へぇー、部長さん刀めちゃくちゃ早かったよね。あれ?2番目は?」
「2番目は政治財政部のナハトで、4番目はアヴェル先生、そして5番目がオレ」
2番目の名前を呼び捨てにしたのが気になるが、見知っているアヴェル先生の名前は意外だった。
「アヴェル先生、医者なのに強いんだ」
「というか基本的に天剣のメンバーってある程度の実力者の集まりだからな。デスクワーク派も居るけど」
「へぇ〜。俺は戦闘無理そうだな。普通の凡人だし」
「宝も鍛えれば大丈夫だよ、今度から一緒にトレーニングしようぜ」
「ありがとう」
宝は学生時代もバイトばかりで友達と遊んだ事がないのでカノを大事にしたかった。見回りをしながら天剣の仕事をたくさん聞かされる。
「そういえば、最近14区で変な事件あるなぁ」
「変な事件?」
「多分、異界種絡みかなぁ?被害者は一度誘拐されて戻って来るんだけど・・・気持ちいいから特には被害届け出さないって」
「え、誘拐なのに気持ちいいの?」
「変態にでもいい事されてんのかな」
「へんたい・・・」
「その変態は捕まってないから調査はされてるけど。キルシュさんが担当してるから、きっと変態には変態をって感じかな」
「まぁ、うん、変態だよね、ははっ」
キルシュのガチ目変態趣向を目の当たりにした宝は、いつかキルシュも捕まるんじゃないかと一瞬思った。
「でもそんな変態なキルシュさんでも、あの容姿だしモテるから外でも社内でもとっかえひっかえだったな。最近なんかあんまりそういうの見ないけど。社内でワザとヤってるの見た事もあるって先輩が」
「・・・・・・・・へぇー」
なんだかモヤっとした。よく考えるとキルシュと宝は付き合っているわけではない、流されるままに使い魔とかにされ流されるままにセックスしている。そういえば使い魔って何するのかも聞いた事なかった。
「そういえば使い魔って知ってる?」
「ん?使い魔?うーん、魔術的なのは専門外だからわからないや」
「そっか・・・」
「あ、見回りの時間終わるから戻ろうぜ」
初任務はなんだかモヤモヤしたまま終わった。
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