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これは実験
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「えっ?」
先ほど射精したにも関わらず、俺の性器は再び勃ち上がっている。
なんで、なんて思う間もなく、緩くこすられるだけで体中を熱が駆け巡った。
今までだって性欲がなかったわけじゃない。でも、一度出して収まらないなんてことはなかった。
彰さんの手が、俺の精液をまとって再び性器に触れる。ぬちゃっと水音がして、俺は恥ずかしさに耐え切れず、彰さんの服に顔をうずめた。
「ミツカ。大丈夫だ。すべて私に任せなさい」
これは実験。
恥ずかしくなどない。ただの実験。
そう思いたいのに、俺を見つめる彰さんの瞳には熱が混じってきて、勘違いしそうになる。
まるで、恋人同士みたい。
そう思った瞬間、体の奥から熱がこみあげてきた。
!
じゅわっと後ろが濡れた感覚がして、まさか、と俺は自分の下半身を見る。
性器じゃない。βである俺にとっては排泄器官でしかないそこがじわりと濡れて、まるで誘っているからのように収縮している。
なにこれ。なにが、起こったの!?
「あ、きらさん。俺、おかしい。βなのに!なに、これ!」
彰さんの長い指が、俺の後ろの穴に触れる。まるで壊れ物にでも触るかのような優しさで指が周りをなぞり、そのたびに体が疼いてしまう。指が粘液をまとって、それが糸を引いた瞬間、表情を変えることなく、彰さんはその指を自分の口に含んだ。
「やめっ……!汚いっ!」
味わうように舐めながら、止めようとする俺のことを鋭い視線で射抜く。怖くなって目を逸らすと、無理矢理頭に手を添えられて、視線を合わせられた。
まるで、目を逸らすことは許さないというようなその行動に、じわりと目尻に涙がにじんだ。
彰さんが、いつもと違う。いつもと違うことが、怖い。
もしやこのまま、彰さんとセックスするのだろうか。
いやだ。
そんなのは、嫌だ。
実験でセックスしなくてはいけないというのなら、彰さんじゃない人が良い。
こんなの、つらいだけだ!
そっと体を引こうとすると、ぎゅっと彰さんに抱きしめられた。
「ミツカ。逃げることはできないよ」
「逃げません。逃げようなんて、思いません」
だって、あなたのことが好きだから。
あなたのためなら、俺は何でもします。
でも、こんなのって酷い。きっと、俺が彰さんを好きだって、分かっているはずなのに!
彰さんの指が、俺の中に入ってきた。
違和感すらない。俺の体は、その指を嬉しそうにくわえ込む。中をえぐられるたびに体が歓喜に震えるようで、中から漏れる液体は俺のふとももまで垂れていく。
「あっ、んぅっ」
押えているはずの声さえ耐え切れない。
指が増やされ、中をかき回されるたびに、しびれるような快感が体中を駆け巡った。
びくっと震える俺の体に、ふっと彰さんが笑うとぐっと体を押し付けてきた。
初めて見た彰さんの笑顔に、押し付けられた体の熱さに、頭が大混乱する。
「あき、ら……さん?」
笑顔なんて、初めて見た。
いつも無表情で、あの綺麗な番のΩと一緒にいる時だって、その表情は少しも動かなかったのに。
なんで?何が起こってるの?
「ミツカ。ようやくだ」
彰さんの綺麗な茶色の瞳が、すっと細められる。
なに?そう思った瞬間、熱い塊が俺の後ろに押し付けられた。
!
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